書評

【書評No.8】10分の1の努力で記憶できる量が激的に増える!/『時間をムダにしない記憶術』著:山口佐貴子

 

どもっ、ぽんたです!

 

今回はこちらを書評していきます!

 

時間をムダにしない記憶術

『時間をムダにしない記憶術』著:山口佐貴子

 

著者は本を読む10倍早く読めるようになるフォトリーディングのインストラクターとして活躍され、著者の講座は15年以上満席という人気のすごさ。

 

偏差値の低かった人を難関大学へ導いたり、半年でTOEIC300点アップ、働きながら1年で合格率10%台の資格に合格させるなどなど。著者が教える記憶術で、数多くの方が結果を出されています。

 

本書はそんな著者が「すぐに結果が出る勉強法・記憶法」にフォーカスして紹介されています。

 

今回は、そんな中から時間を無駄にしない勉強法に絞って本書から3つほど紹介していきますね!

 

ぽんた
ぽんた
さっそく書評していきますね!
こんな人にオススメ

・仕事で忙しいけど資格の勉強をしないといけない

・効率の良い勉強法を知りたい

・本の内容をすぐに忘れてしまう

 

①現状とゴールをきちんと理解する

 

勉強に取り組む際には、一度ゼロベースで自分の現状を正しく知っておくこと、そしてゴールを明らかにすること、この2つをまず意識しましょう

 

まず勉強に取り組む前に真っ先にすることは、現状把握とゴール設定とのこと。

 

そうすることで、いつまでに、どこまで勉強にを進めておけばいいかといったムダのない進行管理ができるようになります。

 

現状把握

 

ここは、自分が現時点でどれだけできるか、どれだけ知識があるのか、といった確認です。

 

これをすることで、例えば英単語であれば、超初心者の英単語帳を買うべきか、それとも大学受験レベルの単語帳を買うべきかなど、今後の具体的な勉強の作戦を立てやすくなります。

 

もっとも正しく現状を知るために、本書では過去問を解くことをオススメされています。

 

これで客観的に現在の状況がわかる、と。

 

ゴール設定

 

ゴール設定=勉強する目的。

 

例えば資格の試験勉強なら資格取得がゴールです。このゴール設定をなんとなくしてしまうと、勉強の途中で迷子になる可能性がでてきます。

 

ボクが就活中でSPIの試験勉強をしていた時の話。

 

初めは参考書を買って1ページ目からひたすら解いてました。ただ途中で問題がなかなか解けずにモチベーションが下がり、それに加えて「このペースでは終わらないな…」と感じ始めた時に、改めて考え直しました。

 

この時のゴールは満点を取ることではなく、筆記試験をパスしてその先の面接にたどり着くこと。

 

それを再確認したあとは、合格ラインを少し上回る程度の勉強にフォーカスし直し、効率よく勉強ができて無事にパスすることができました。

 

このゴール設定をしっかりすることで、ムダなく効率的に勉強ができるようになります。

 

社会人で資格勉強する場合は、特にゴール設定をしっかりしてムダを省きたいところですね!

 

②快を意識する

 

脳には「快」があると、活性化していくという特徴があります。

 

脳がどんなときも求めているのは、「それをやることによって得られる報酬」です

 

過去に楽しかった出来事が今でも鮮明に覚えていることはありませんか?幼い時に無邪気に友達と遊んでいた時、家族で旅行へ行った時、彼女との初デートなど。

 

このように楽しくてたまらなかったときのことは脳に印象深く残っていく、と。

 

であるならば、勉強においてもこの「快」を見出して、それに焦点を当てると効果が大きいそうです。

 

例えば資格試験であれば、それを合格した後の自分をイメージする。

 

「昇格でき給料があがる!」

「憧れの業界へ転職できる!」

「周りから一目置かれる存在になれる!」

 

誰に言うわけでもないので、このメリット設定は遠慮せず本当に自分がワクワクすることを決めるべきだ、と。

 

「英語を話せるようになって女の子からモテるため!」

 

ぽんた
ぽんた
これも立派な「快」ですよね!!!

 

③思い出すための記憶のフックを作る

 

悩む人
悩む人
せっかく覚えたのにテスト本番で出てこなかったよ〜

 

こんな経験ありませんか?

 

「もう少しで出てくるんだけど、何だったっけ???」とモヤモヤしますよね。でも正直な話、思い出せなければ勉強する意味がありません。

 

ではどうすればよいのか。

 

思い出すきっかけになる「記憶のフック」をつくっておき、これを繰り返す

 

脳にインパクトのあるイメージや映像、音、匂い、味などがフックとなります。

 

つまり、単に暗記するだけでなく、思い出すきっかけを同時に作るというもの。

 

例えば、G7の参加国を覚える際に、「日米英独仏伊加」→「日米で英読、フランスはいっか」とゴロ暗記するとします。

 

そしてそこに、安倍首相とトランプ大統領が二人で英読をしており、そこで二人同時に「フランス語はいっか〜」といったイメージを頭で想像します。。。

 

実際にボクが試験勉強でやってた方法です。聞くとバカらしいですよね。(笑)

 

でも、バカらしくて面白おかしいからこそ、インパクトが強いほど、これが記憶のフックになるんです。どんなにバカらしくても、試験で思い出せれば全然オッケー!

 

このように記憶のフックまで作ってあげることで、記憶から引き出しやすくなります。

 

ぽんた
ぽんた
記憶したことを思い出してこそ、記憶する意味がありますからね!

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

本書の学びまとめ

・勉強を始める前に現状把握とゴール設定を明確にする

・「快」のできごとは脳を活性化させる

・勉強したその先の自分をイメージして「快」を見つけ出す

・単に覚えるだけでなく、思い出すための「記憶のフック」を作っておく

 

 

今回紹介した3つは、本書に書かれている内容のほんの一部です。

 

勉強法についてだけでなく、時間をムダにしない読書法や著者の専門であるフォトリーディングなどについても紹介されています。

・脳科学に基づく記憶保存術

・潜在意識の活用

・丸暗記は良いか

・記憶しやすいテクニック

・集中力を維持する方法

・難しい本の読み方

・記憶に残りやすい読書法

・復習の効果を高めるには?

・フォトリーディングのやり方

・仕事で役立つ情報収集法

 

などなど、いろんな場面で効果のある記憶術がもりだくさん!

 

「記憶に残すのが苦手だな〜」

「勉強なんてできない!」

 

そんな方は、本書で紹介されている方法を意識して勉強や読書を行なってみてください!きっとこれまで以上の効果が得られますよ!

 

最後に本書の冒頭で書かれている言葉を紹介して終わります。

 

人がもって生まれた記憶力に、差はありません

 

 

ではまたっ♪