書評

【書評No.17】突き抜けた結果を出して伝説と呼ばれる人になれ!|『伝説の新人』著:紫垣樹郎、小宮謙一

伝説の新人 アイキャッチ

どもっ、ぽんたです!

今回はこちら!

『伝説の新人』著:紫垣樹郎、小宮謙一

 

著者はどちらも、過去に大企業やベンチャー企業の採用担当を経験されており、小宮さんはあのリクルート社で2万人以上の学生を面接されているお方。現在は経営コンサル、コミュニケーションコンサルなど、それぞれの会社で代表取締役をされています。

本書は、これまで多くの新人を選んできた著者だからこそわかる、伝説と呼ばれるほど突き抜けた結果を出す新人とはどういうものか、そしてどうすれば伝説的な結果を残せるのか、について書かれています。

ボクみたいな社会人5年目のサラリーマンや、それ以上の年数が経っている方にも十分参考にすべき点がたくさん書かれているんです!

ボクは社会人1年目の時にこれを読みましたが、今の立場で読むとまた違った捉え方や刺激を受けました。

明日から、いや読んだその日から、人生を好転させる行動を教えてくれます

ぽんた
ぽんた
そんな本書から、ボクが学びと感じたポイントをあえて一つに絞りお伝えしていきますね!

 

こんな人にオススメ
  • 社会人1年目で結果を出したい人
  • 社会に出て何年か経ったけど、今の環境に満足できていない人
  • 今の会社で周りの同僚と差をつけたいと考えてる人

 

学び:成功したけりゃ人に好かれろ!

社会に出ると、「仕事は1人でできない」「人に好かれるのが大切」といったフレーズをよく耳にするので、なんとなく「人に好かれることは大切なんだ」と理解している方は多いでしょう。

でも、これをどれだけのビジネスパーソンが理解し行動に移せているでしょうか。

ぽんた
ぽんた
ボクも理解はしてたけど、そこまで意識して重要視してませんでした。。。

ただ本書を読んで、これまでの自分がどれだけバカだったかに気づかされました。。。

 

成功の可否は、どれだけ人に好かれているか

質の高い人間関係が、人生と仕事に成功をもたらす

仕事をしていく中で決して1人では成果をだせません。これもサラリーマンを何年かされていれば理解できると思います。

さらにもっと大きな視点で言うと、社会そのものが、必ず人と人が関わりあって成り立っています。会社の中だけではなく、お客様や取引先、友人や家族、恋人など、様々な形で他者と関わりあってボクたちは生きているんですね。

なので、人生や仕事で成功するためには、切っても切り離せない周りの人を巻き込む力がとても大切になってくる、と。

 

そして、周りを巻き込む力とはズバリ、人に好かれる力です。

一緒に仕事をしたら楽しそうだとか、刺激がありそうだという感情的な判断がそこには加わります。

 

例えば、会社で新しいプロジェクトを始める時に声をかけられる人というのは、実力や経験ももちろん重要ですが、それ以上に好かれている必要がある、と。

好かれていないとそもそも選択肢に上がってきません。土俵にも立てないということです。

また逆に、自分でビジネスを立ち上げるとなった時「君のためならなんでも手伝うよ!」と協力してくれる人というのは、あなたのことを好いている人、信頼している人でしょう。

このように周りの人を巻き込むことができれば、必ず成功の手助けをしてくれます。

ここの点については、信用を貯める時代について詳しく書かれている革命のファンファーレ』著:西野亮廣こちらの書評記事を是非読んでみてください。

 

では、どうすれば人に好かれるのでしょうか。

人に好かれるには、常に人を喜ばせろ!

その答えはズバリ、、、

 

相手を喜ばせる

これまでを思い返してみてください。

誰かに嬉しいことをされたら、その人への好感度ってあがりませんか?

・少し手が空いたからといって仕事を手伝ってくれた

・しんどい時に話を聞いてくれた

そんな時「ありがとう」と感謝の気持ち、出てきませんか?

そう、この気持ちが大事なんです。

 

相手に喜んでもらえることをする

感謝の気持ちを持ってもらえる

「ありがとうゲージ」が溜まっていく

好かれる、「あいつのためなら」と思ってもらえる

いつの日か自分に返ってくる

これこそが相手を喜ばせることが大事な理由です。

そしてこれはビジネスでも一緒。

例えば、Switchを買うためいくつかの電気屋さんを回って比較するとします。

同じ値段だったとしても、接客態度が悪くストレスを感じたお店より、めちゃくちゃ接客が良くて気持ち良かったお店で買いたくなりますよね。

たとえ少し値段が高くても、後者のお店で買おう!となると思います。

これはお客様を喜ばせることができた結果、と言い換えることができます。

そして、その接客がお客様伝いで広まっていけば、新規のお客様が来て買ってくれる。そしてまた口コミでひろがって…理想のサイクルですよね。

 

競争相手に打ち勝つためには、どれだけ相手を喜ばせて満足させることができるかにかかっています。

以前、ボクが家を借りるため不動産屋に行った時の話。

当時26歳のボクを見て、あきらか見下して接客をしてくる店がありました。

めちゃくちゃムカついたので、提案された物件を一つも見ずにすぐ退出。

そして、次に行った不動産会社は、親身になってこちらの意見を聞いてくださり、先ほどの店で紹介された同じような物件をそこで契約しました。

この時は比較することすら考えませんでしたが、もしひとつめの不動産業者も親身になって接客してくれてたら、比較対象としてあがっていたでしょう。例えボクのような小さなお客様だったとしても、チリツモですよ!チリツモ!!(怒)

「自分が嬉しかったリスト」を作る

では具体的にどのようにすればいいのでしょうか。

それは、、、すでに自分の中に答えがありますよ!と。

自分がこれまで「こうされたら嬉しかった」「あれをされたときは嫌だったな」という過去の経験を見つめ直すことでわかってくる、とのこと。

ぽんた
ぽんた
たしかに、自分がされて嬉しかったことを周りにどんどんやっていけば喜んでもらえますよね!

そこで本書では、自分がされて嬉しかったことリストを作るのを推奨されてます。

 

  • 朝会社ですれ違った後輩に元気よく挨拶してもらったこと
  • 資料を自分の分までコピーしてくれたこと
  • ファミレスに入ったとき自分の水まで入れてくれたこと

 

など。些細なことでもいいから、極力細かいところまで書いていき、毎日自分はできているのか?を確認する。

そして、それが習慣化できれば、その時は自分の人格も磨かれて周りに好かれる人間になっている、と。

 

ただここまでみて、

悩む人
悩む人
無理して人に好かれるなんてしんどくね?だるくね?
と思われる方もいると思います。ボクも昔はそうでした。「媚を売って必死だね〜」と。

でも違うんですよねこれが。

媚を売ってるのではなく、

人に喜んでもらうようなことを意識して行動する

気が利く人になる

周りに好かれていく

この流れができあがるんです。気が利く人になれるのは確実に自己成長。

そしてなにより、人に好かれる能力は立派な成功者の能力。

自分の周りで成功してる人、仕事ができる人を思い出してみてください。その人は人格者であり、周りから慕われ上からも気に入られてるはずです。

ダサいと思ってる人は、自分が好かれていない単なる嫉妬。

ぽんた
ぽんた
そんなことを思ってる時間があるのなら、身近な人を喜ばせる方法を考えてみましょう!

 

本書を読み終えて

本書で紹介されている、自分がされて嬉しかったリストを作り、実際に1週間ほど意識して行動してみました。

すると、

  • 普段のささいなことでも、人を喜ばせる部分はたくさんある
  • 行動しているこちらの気分が良くなる

 

この2点を強く感じました。

人に喜んでもらえることを考えて行動することは、自己肯定感を上げます。なぜなら、「人の役にたてている」という承認欲求に繋がっているから。

さらにそこで「ありがとう」と言われた時には、この上ない嬉しい気持ちになります。

相手を喜ばせることが習慣になれば、仕事で多くのチャンスが転がってきて、人生を必ず好転させるだろうな、体感した1週間でした。

 

『伝説の新人』|まとめ

いかがでしたでしょうか。

学びまとめ
  • 仕事で成功するため、人生を好転させるためには周りを巻き込む力が必要
  • 周りを巻き込む力はどれだけ人に好かれるかで決まる
  • 人に好かれるためには、日頃から相手を喜ばせるよう意識して行動する

 

人に好かれることは、決して社会人1年目の若者にだけ当てはまるものではありません。年を重ねていくほど、より大きな仕事を任されやすくなるので、その分周りを巻き込む力が必要になってきます。

そして、仕事以外でも人に好かれるということは、必ず自分の人生にとってプラスになります。

本書では他にも

・何事にも積極的に手を挙げる

・常に101%の結果を出し続ける

・1分で印象づけれる自己紹介をする

・突き抜けるための目標設定の仕方

・周りと差をつける時間の使い方

・普通とは違う解釈をする

・教わるより盗む力

・できるビジネスマンの読書法

などなど。成功したい!成果を出したい!と思っているビジネスパーソンには欠かせない要素がたくさん詰め込まれてます。

少しでも気になった方は、是非手にとって読んでみてくださいね!

 

ではまたっ♪