書評

【書評No.3】あなたは時間の大切さを本当に理解してますか?/『自分の時間』著:アーノルド・ベネット

自分の時間 アイキャッチ

 

どもっ、ぽんたです!

 

今日はこちら!

『自分の時間』著:アーノルド・ベネット 訳・解説:渡部昇一

 

 

著者は20世紀最大のイギリスを代表する小説家。しかし、小説以外にも多くの自己啓発本を出版されており、そんな中でも本書は最も売れ、かつ多くの人の人生に影響を与えてきた一冊です。

 

「時間」は、私たち人間と切っても切り離せない密な関係にあるにも関わらず、改まってしっかり考えたことがない人は多いはず。

 

寝て起きたら朝になり、また1日が始まる。

 

そんなサイクルの中で生きているので、私たちはつい、毎日「明日」が来ることが当たり前だと思ってしまってます。

 

本書はそんな方々に、時間の大切さを改めて気づかさせてくれ、そして人生を変える大きなヒントを与えてくれます!

 

ぽんた
ぽんた
最後までお付き合いください!

 

こんな人にオススメ

・今の生活を変えたいけどどうすればいいかわからない

・新しいことを始めようと思うけど時間がない

 

時間の大切さに気づいてますか?

 

皆さんは時間の大切さを本当に理解していますか?

 

「時間は皆平等に与えられている」

「時は金なり」

よく聞くフレーズですね。

 

「お金の方が大事に決まってる!」そういう方も多いのではないでしょうか。しかしこれは仕方のないことだと思います。

 

だってよく本屋さんで目にする雑誌や本はお金の大切さについて書かれているものばかりで、「時間の使い方」などについて書かれているものはあまり見ませんよね。

 

普段生きている中で気づきにくいからこそ、時間を改めて見つめ直すことが大切なんです。

 

お金で時間は買えない

 

時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない

 

この言葉、文字を読めば内容はわかりますが、この意味をどこまで理解できているでしょうか。

 

多くの人はお金があれば豊かになれる!と思い、せっせとお金のために働きます。そして、頑張った自分へのご褒美として、必要ではない服や時計を買ったとしましょう。

 

悩む人
悩む人
せっかく稼いだお金なのに無駄遣いしちゃった。。。

 

と後悔するでしょう。

 

でも、休日の午後にボーッとテレビを2時間観てしまったとしても

 

「あ、もうこんな時間か。時間が経つのは早いな〜」

 

と感じるだけではないでしょうか。

 

お金の無駄遣いは後悔するのに、時間の無駄遣いにはなんにも思わない。

 

時間があればお金を稼ぐことはできます。コンビニで働いたり、あるいは正社員として勤めたり。

 

しかし、時間はどうでしょう。

 

「1時間5000円!」

のように売ってるお店を見たことありますか?ないですよね。

 

時間は今あなたに与えられた”この瞬間”しかありません。

 

過ぎた時間は戻ってきませんし、逆に未来の時間を前借りすることすらできません。そんな大切な時間を無駄遣いしていませんか?

 

1分1秒死へと近づいている

 

本書を読んでいる中で、ふとどこかで聞いたフレーズを思い出しました。

 

おぎゃー!と生まれた時から、死へのカウントダウンがスタートしている

                        引用:どこかで聞いたフレーズ

 

こう聞くと少し怖くなりませんか?

 

もし今ここで余命宣告をされたと考えてみてください。

 

「あなたはあと1ヶ月しか生きれません。」

 

そう先生に告げられます。

 

「もっと時間が欲しい!!!」

 

と必ず思いますよね。

 

例えいくらお金を出そうとも、まっさらな時間を買うことはできません。

(高額な先進医療を受けられて延命できる!という意見は聞きません。今はそういう話ではないので。)

 

このように考えると、今この一瞬にでも流れている時間が、とっても大切に感じてきませんか?

 

そしてもう一度、自分に問いかけていただきたい。

 

 

時間を無駄遣いしていませんか?

 

人生は時間の使い方次第

 

われわれには今あるだけの時間しかなく、それはいつだって変わらない

 

人生のすべては、この時間の利用の仕方次第で決まるのだ。

 

 

世の中を見渡してみると、成功して豊かに生きている人もいれば、やりたいこともロクにできず不満ばかり言っている人がいますよね。

 

例えば孫正義やホリエモン、ザッカーバーグなどを思い浮かべてください。

 

「あの人たちは住んでる世界が違う」

 

そんなことをボクは思っていました。でも、皆同じように平等に与えられた時間を過ごしているんです。

 

では、何がこの差を生むのか。

 

それは時間の使い方に他なりません。

 

同じ時間を与えられている中で、いかに上手く時間を使うか。時間の使い方次第で、自分の描く幸せにたどり着くことはできるんです。

 

逆に考えると、時間を上手く使えなければ、今の生活を変えることはもちろんできないということですよね。

 

「仕事で疲れた」はただの言い訳

 

「時間の大切さはわかったけど、何かを始めようとしても時間がないんだ」

 

そういう方いらっしゃっるのではないでしょうか。でも、本書では24時間を無駄なく使っている人を見たことないと書かれています。

 

 

一度自分の1日の時間の使い方を見直してみてください。必ず無駄遣いしている時間はあるはずです。

 

例えば、本書では仕事への向き合い方についてこう書かれています。

 

人間の精力は、日常の仕事にすべてを吸いとられてしまってはならない

 

やはり仕事をされている方は、仕事が終わって家に帰れば疲れているので何も起こる気になりませんよね。

 

ボクも仕事が終わって家に帰れば

「疲れた〜〜〜」

と言って、ダラダラしてました。

 

しかし、時間の大切さを考えると、そんなことしてる暇はないんですよね。

 

そのためには、自分は何のために生きているのかをいま一度考える必要があります

 

仕事に精進してはいけない

 

今の仕事が楽しすぎて、仕事をするために生きてるんだ!っていうのであれば、それはもう今の状況が幸せで最高だと思うので、仕事を人生の中心にすればいいと思います。でも、多くの方はそうではないでしょう。

 

給料と同じ額を毎月無条件でもらえるとしたら、あなたは明日も仕事へ行きますか?

 

ぽんた
ぽんた
ボクはもちろん行きません!!笑

 

であれば、仕事ですべての精力を使い切ってはいけない、もっと自分を豊かにすることにフォーカスする必要があるということですよね。

 

「疲れている」は気持ちの問題

 

楽しみにしていることがあるとき、全精力を傾けることのできる何かがあるとき、そのことを考えるだけでその1日は光り輝き、より活気に満ちてくる

 

悩む人
悩む人
仕事で疲れたからもう何もできない。。。

 

そう思っちゃいますよね。でも少し考えてみてください。

 

仕事の後に、大好きな人とのディナーの予定があったりなど、心がワクワクする予定があるときを。

 

きっと仕事が終わった後でも心がワクワクして、まだまだ元気なはずです。

 

ということは、仕事で疲れているわけではないんです。きっとそれは気持ちの問題なんです。

 

「仕事で疲れたから何もできないよ〜」

 

そう思ってしまうとき、自分に問いかけてみてください。

 

「本当に疲れているのか?」と。

 

 

それでもやはりしんどいな~と感じると思います。そこで考えるべきことが一点。

 

それは、何のために生きているのか、ということ。

 

これはメモの魔力でも書かれていましたが、自分を徹底的に見つめ直し、人生の軸を持つということに繋がります。

 

ボクたちは決して仕事をするために生きているわけではありませんよね。

 

この人生の軸を持つことで、それに沿ってこれからの時間をどう使っていけばいいのかが見えてくるはずです。

 

自分の時間|まとめ

 

いかがでしたか?

 

普段生活している中で、時間があることが当たり前すぎて、時間について考えることなんてほぼありませんよね。

 

しかし、この時間というものを上手く使うことによって、人生を大きく変えることができるのもまた事実。

 

本書はそんな大切なことを気づかせてくれる一冊になっています。

 

本書では他にも、

・自分に利息をもたらす読書の仕方

・内省的になる必要性

・集中力の高め方

・何かを始めた時の継続の仕方

・習慣にするためには

・原因と結果の捉え方

・成功を掴むためには

などなど、時間の話以外にも、今すぐに行動できるような、そして少し行動することで人生が変わるような知恵がたくさん詰め込まれています。

 

少しでも気になった方は、本書を手に取って読んでみてください。

 

分量が少ないのでサクッと読み終えることができるにも関わらず、人生を変えるほど重要なことが多く詰め込まれていますよ!

 

 

ではまたっ♪