書評

【書評No.14】大金持ちではなく小金持ちを目指せ!/『幸せな小金持ちへの8つのステップ』著:本田健

幸せな小金持ち アイキャッチ

どもっ、ぽんたです!

 

今回はこちら!

 

『幸せな小金持ちへの8つのステップ』著:本田健

 

「お金」や「幸せ」について多くの書籍を世に出されている本田健さん。

そのうちの1冊である本書は、親の関係で幼い頃からいろんな成功した金持ちを見てきた彼が、これまでの経験や学びからわかった、「人生からお金の不安をなくし、そして幸せになるため」の方法がまとめられています。

 

  • 単なるお金持ちは幸せとは言えない
  • 何のためにお金を稼ぐのか

 

そんなお金と幸せについての気づきを与えてくれる内容になってます!

本書のタイトルでもある「小さな小金持ち」とはなんなのか?お金持ちとどう違うのか?

ぽんた
ぽんた
ボクは本書を読んで目指すべき将来像が大きく変わりました!

 

こんな人にオススメ

・幸せに成功したい

・人生からお金の不安をなくしたい

・幸せなお金持ちとはどんな人なのか知りたい

 

「幸せな小金持ち」という生き方

冒頭にも書きましたが、本書の目指すところはお金持ちではなく幸せな小金持ちです。

お金持ちと小金持ちの違いって何?ってなりますよね。

本書では

お金持ち=資産10億円以上+何もしないで年収1億円あること

小金持ち=資産1億円以上+何もしないで年収3000万円あるこ

と定義されています。

お金持ちの定義は、かの有名なロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん貧乏父さん』に書かれているもので、小金持ちの方は本田健さんが考える定義です。

 

これを前提に、ではなぜお金持ちではなく小金持ちを目指すのか。本書に書かれている、お金持ちを目指さない方が良い理由は以下のとおり。

  • 巨大なビジネスをつくるために自由時間+エネルギーの大半を費やす必要がある
  • 家族の時間などの個人生活が崩れやすい
  • 面倒くさいことが山ほど起こる
  • 豊かさを感じる間もない生活を送っている

ボクたちが普段見ているビジネスで大成功ているお金持ちというのは、表の輝かしい部分だけ。実際のお金持ちの裏側はかなり苦労が多い人生であることが多いんですね。

「なにか大きなことを成し遂げるためには犠牲はつきもの」と言われる理由もわかります。

でも「お金も欲しいし幸せにもなりたい!」そんな欲のかたまりを持っている人も多いでしょう。(ボクです)

それを解決してくれるのが、小金持ちという生き方

 

「幸せな金持ち」は、自分の大好きなことを仕事にし、豊かになった人たちです。

自分の大好きなことをしてお金を稼ぐ。自分の好きなことをビジネスにするので、巨万の富をつくるには物足りない。

でも、ある程度の収入と資産を超えると、大富豪と小金持ちの生活に差なんてほぼないそう。

そして、小金持ちになるには大金持ちになるより難しくないので、費用対効果を考えてもお得だとか。

また、この小金持ちの人たちは見た目がパッとしておらず、車も外車とかではなく実用性を重視(オデッセイを乗ってる人が多いとか…)しているそう。

自分が気づいていないだけで、意外と身近にいるかもしれませんね。

・愛する人と楽しい時間を最優先にできる

・人生を想いのままに楽しめる

・好きなことをして生きているからストレスが全くない

 

ぽんた
ぽんた
一度きりの人生。せっかくなら幸せに自由に生きたい。

本書を読んで小金持ちという生き方を知り、欲望のかたまりであるボクは幸せな小金持ちになるぞ!と強く心の奥で誓いました。。。

「幸せな小金持ち」になるために一番大切なこと

では、どうすれば幸せな小金持ちになれるのか。

そこで本書では、幸せな小金持ちになるための8つのステップを解説されていますが、その中でも一番大切なことを紹介します。

それは、、、

 

自分の好きなことをする

 

です。

これは他のお金に関する本にも多く書かれていることで、逆を言うと成功するためには不可欠である、ということですね。

「自分の好きなことだけをやるのは、わがままだ」と、多くの日本人は考えるでしょう。でも、それは文化的な刷り込みです。幸せな小金持ちは、

~略~

自分が本当はやりたかったのに、誰かのために自分が犠牲になるのは、人生で最悪のことだと信じているのです。

自分の好きなことをやるべき!というのは頭では理解しても行動にするのは難しいものです。

なぜなら、ボクたち日本人は学校生活の中で協調性を教え込まれてきたから。

自分勝手な行動をすると先生に怒られ、与えられた範囲の宿題やテストを解き、そして運動会や合唱コンクールなどの集団行動をしてきました。

もちろん協調性は、社会の中で生きていくために不可欠な要素です。

しかし、周りに合わせることが全て正解かのように体に染みついてしまってます。

周りに流されてなんとなく大学に進学し、周りと同じように就職。

なんとなく入った会社だから、毎日やりがいもなく「早く勤務時間終わらないかな〜」と考えて働く毎日を過ごしていませんか?

別にこれが悪いというわけではありません。

ただ、ボクはせっかくの人生だからこそ、幸せに生きたい!と思ってます。

少しずつでいい。

意識を変え、行動を変えていくことで、人生の見える景色が少しずつ変わっていきます。

ボクはそう信じて、今自分にできることをコツコツと少しずつ積み上げるようにしています。

ぽんた
ぽんた
全ては幸せな小金持ちになるために。。。

 

好きなことだけをしても上手くいかないことを知る

ただここで本書に書かれている注意すべき点があります。

それは、「好きなことやれば成功するわけではない」という残酷な真実です

それには次の3つの原因があると。

  1. お金の法則を無視している
  2. 時代の流れに合っていない
  3. ビジネスの法則を無視している

 

①お金の法則を無視している

お金は価値あるものを分かち合ったとき、提供したときにお礼として受け取るもの。

例えば、大好きなアイドルの写真やグッズを集めまくって、家に自分の鑑賞用に保管しておく。

これでは、自分の中だけで完結してしまいます。

そうではなくて、

  • コレクションを公開して動画にあげる
  • 同じファン同士集まりグッズを売買する
  • 共同でグッズを作成し売り出す

など。他者と分かち合い、何か価値を提供する必要があるということです。

 

②時代の流れに合っていない

例えば、ゲームボーイが大好きだからゲームボーイのゲームを開発する!というのは厳しいでしょう。

今はすごい技術が搭載されたゲーム機がたくさん発売されている中で、時代に逆らっていると言えます。

ただ、ゲームボーイソフトのプレイ動画をYouTubeにアップしたりしてお金を生み出せる仕組みを仕掛けることはできます。

でもやっぱり、時代の流れに乗ると成功の後押しが違うよね、とのこと。

 

③ビジネスの法則を無視している

ビジネス自体が儲かる仕組みになっていない場合はダメ。

  • こんなの誰が買うの?という商品
  • めちゃくちゃ売れても利益がほぼ出ない商品

などです。

 

そして、なんの広告もしないのもビジネスの法則からはずれていると。

自分の作った商品に自信がありすぎる人に多く、勝手に売れると思ってしまいがちだそう。でも、ちゃんと広告して認知されるところまでやらないと、どんだけ素晴らしい商品だとしてもいつまで経っても売れません。

自分の好きなことをするだけではなく、ちゃんと上記3つを意識しないと罠にハマっちゃうんですね。

他の本で「成功するためには好きなことをやれ」といった内容を見ることがありますが、それだけではうまくいかない、ということを本書でわかったことは大きな学びです。

『幸せな小金持ちへの8つのステップ』|まとめ

いかがでしたでしょうか。

単なるお金持ちではなく幸せな小金持ちを目指す。

本書を読むまでは、お金を稼いでおっきな家に住んで、カッコいい高級車に乗って、周りからチヤホヤされて…みたいな生活を心のどこかで憧れてました。

でも、本当の幸せってそういうことではないんだなと気づかされる1冊になりました。

 

本書には他にも

・幸せな小金持ちの習慣

・幸せな小金持ちの特徴

・幸せな小金持ちにたどり着いた方の具体例

・小金持ちになるためのマインド

・お金持ちが不幸になる原因

など。著者が何年もの間、自分の目で幸せな成功者と不幸な成功者をたくさん見てきたからこそわかった、よりリアルな真実が書かれています。

誰でも幸せな小金持ちになれる。

きっとあなたにもそんな自信を与えてくれるでしょう!

 

ではまたっ♪