書評

【書評No.21】君の努力量は足りているか?/『ゴミ人間』著:西野亮廣

ゴミ人間 サムネイル

 

どもっ、ぽんたです!

 

今回紹介する本はこちら!

『ゴミ人間』著:西野亮廣

 

絵本の映画化である『えんとつ町のプペル』が近日公開され、世間からなにかと注目を浴びている西野さん。

本書はその西野さんが今にたどり着くまでの苦悩や思い、そして西野さんが『えんとつ町のプペル』で挑戦するために考えてきたビジネス的戦略についても語られています。

テレビやYouTubeで観る西野さんは、いつも自信に溢れてカッコよく映ってますが、本書の中では弱い西野亮廣も垣間見え、挑戦をし続ける男の裏側をのぞけますよ。

本書を読めば、今まさに挫折しそうになってる人、挑戦を諦めようとしてる人、そんな人の背中を押してくれます!

 

ぽんた
ぽんた
さっそく西野さんの思考をのぞいていきましょう!

 

こんな人にオススメ

・何かにくじけそうになってる人

・挑戦することに恐れを感じている人

・挫折しそうで心が弱気になってる人

・なかなか1歩踏み出せずにいる人

・エンターテイメントで頂点を狙う西野亮廣の思考を学びたい人

 

学び①:作品は作って終わりではない!

どれだけ素晴らしい作品を作ったとしても、それがお客さんに届かなければ、作ったこととしてカウントされません。〜略〜

僕は、制作活動の終わりの地点を「完成」と呼ぶのではなく、制作物がお客さんの手元に届くまでの導線を設計し、お客さんの手に届いた地点を「完成」と呼ぶことにしました。

作品は作って終わりではなく、お客さんの手元に届いてこそ意味がある。これは西野さんが初めて絵本を出版した時に気づいたことで、話題になった『えんとつ町のプペル』はなんと4作品目。

ぽんた
ぽんた
ボクも西野さんが絵本を書いていると知ったのは『えんとつ町のプペル』からです。

 

そこまでの作品では大きく話題になるほどの勢いはなかったが、そこにはこの「お客さんに届く導線」まで考えられていなかったから、と著者は述べます。

これはビジネス全てに通ずるモノ。

例えば、ブログでめちゃくちゃ時間をかけて完成した素晴らしい記事でも、誰にも見られなければただのゴミ記事。読者に届き、読まれて初めて「良い記事」になりますよね。

ついブログの記事を書いていると、記事が完成した時点で満足しちゃいがち。

記事を完成させただけでは未完成で、

・Twitterで告知

・Instagramを始めてブログへの導線をはる

・ブロガーに絡んで認知してもらう、拡散してもらう

など、いかにして「読んでもらうか」、ここまで考えることを忘れずに行動していく必要がありますね。

学び②:自分が信じたモノを信じぬけ!

常識に屈するな。お前がその目で見たものが真実だ。あの日、あの時、あの光を見た自分を信じろ。信じ抜くんだ。たとえ一人になっても。

これは映画『えんとつ町のプペル』に出てくる主人公ブルーノの言葉。

著者の西野さんがお笑い芸人でありながら絵本を描き始めた当初、周りからひどいバッシングを受けた中でも「絵本を描いてエンタメを作っていく」という強い信念を持ち続けた経験からのセリフです。

ぽんた
ぽんた
このセリフもまたボクの心にすごく刺さりました。。。

 

というのも、ボクは社会人になってからビジネス書をよく読むようになりました

今の生活を良くしたい、自身の成長のため、何かのきっかけを探すために。

しかし周りからは「ビジネス書なんか読んでも意味ないぞ」「読んでる時間が無駄じゃん(笑)」とバカにされてばかり。

当時はすごく悲しかった。でも言い返せるほどの自信がなかった。自分が選んでる道に自信がなかったんです。だからコソコソと読んでました。

 

ぽんた
ぽんた
当時はほんとに悔しかったなぁ

 

今は少しずつですが、読書が生活に役立ってる実感があるので堂々と読書をしてます。

読書って意味ないのかな?と感じながら読むより、読書は絶対に人生を変える!と思って読んだ方が、読書への姿勢が異なるので得られる効果も全然ちがうんです。

でも本書を読んで、改めて自分が信じた道、「読書で人生を変える」を信じ抜くことの大切さを思い出させてくれました。

周りになにを言われようとも、自分の決めた道は自信を持って信じ抜く。胸を張って努力をし続ける。

 

ぽんた
ぽんた
皆さんも自分が選んだ道を正解にしてみせましょう!

 

学び③:才能とは挑戦した数である

人は、圧倒的な結果を創出する力を「才能」と呼ぶ。才能は、「生まれ持ったモノ」でも何でもない。才能とは、「挑戦した数」だ。挑戦し、そこで背負った想いや傷の集合体が「才能」だ。

これは本書の最後にある、著者から読者へ書かれた『手紙』の一部分です。ボクはこの『手紙』が大好き。

ここに書かれていることは、何かに挑戦してる人へ向けられたメッセージになってます。「自分への甘えを捨て、努力し続けろ!」という強いメッセージがあり、きっとあなたの背中も押してくれることでしょう。

そんな『手紙』から特にボクの心に刺さった部分が、先ほどの引用である「才能」について。

 

人はつい成功者を見ると、

悩む人
悩む人
あの人には才能がある。自分にはできないよ。

と思いがちです。なぜならその世界を知らないから。経験したことがないことはできっこない、と判断します。

でもそれはつまるところ、「行動をしたことがないから」という結論にいたるんですね。

 

例えばイチローさん。世界でも名の知れた方ですが、その裏にはすごい努力が隠されてます。

ブログで月100万円稼いでいる、ブログだけで生活している方でも、それは文章を書く才能があったから」ではなく、「文章をひたすら書いたから」に他なりません。

「文章を書く」という挑戦、どうすれば人の心に届く文章が書けるのか?という挑戦をし続けた結果です。

 

悩む人
悩む人
行動しているけど結果が出ないよ。。。

そんな時こそ、

・努力は足りているか?

・努力の方向性はあっているか?

を自分に問いかける。

もちろん行動できている時点ですごいことだと思います。でも結果を出す」ことを追い求めるなら、行動している自分に満足したらダメ。その先を目指すべきです。

ぽんた
ぽんた
さあ、努力で結果をつかみとりましょう!

『ゴミ人間』|まとめ

いかがでしたか?

 

本書の学びまとめ

①作品は作って終わりではない

②自分が信じたモノを信じぬけ

③才能とは挑戦し続けた数である

 

どれもビジネスをする際には欠かせないポイントです。

 

他にも、

・勝負する場所を考える

・お客さんの正体とは

・「作品」と「商品」の違い

・「報われる努力」と「報われない努力」

・現代のモノの売り方

・現代の広告

・アイデアに溺れるな

・ニューヨークの個展を成功させた裏側

・SNSをビジネスに繋げる方法

・なぜ「無料公開」がハマったのか?

などなど。このように、本書にはビジネスの本質に迫った内容が書かれており、どれもビジネスの最前線を突っ走ってらっしゃる西野さんだからこそ書ける内容です。

本気でエンタメの頂点を目指す西野さん。その覚悟と努力量がレベチです。

本書を読めば、著者の凄さを実感でき、きっと挑戦するあなたの背中を力強く押してくれますよ!

 

ではまたっ♪