書評

【書評No.40】”人を動かす文章”の極意とは!?│『いますぐ書け、の文章法』

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どもっ、ぽんたです。

今回はこちらの本をご紹介します!

『いますぐ書け、の文章法』著:堀井憲一郎

 

こんな人にオススメ
  • これからブログ頑張っていきたい
  • 文章を書いてお金を稼ぎたい
  • 人の心に刺さる記事を書きたい
  • 読まれる文章の書き方を知りたい

 

雑誌や週刊誌を手がけるプロのライターの著者。

ライター向け講座でも講師をされ、これまで多くのライターを指導されている。

本書ではそんな著者が、「文章で読者の心をつかみ、行動させる」文章法について、自身の体験を交えながら教えてくれます。

どんな文章が人を動かすのか、どうやって書けばいいのか、そもそも何のために文章を書くのか。

ブログなど「文章でお金を稼ぎたい!」と思ってる人には学びが多い!

すでにいくらか記事を書いてるよ、って人にはより一層「なるほど!」と共感や納得を得られますよ。

今回はそんな中から、特にボクが気になった3つの学びをピックアップしますね。

ぽんた
ぽんた
ブログを頑張ろう!と意気込んでるボクには学びが多かったです!

 

【本書の学び】

  1. 読者の気持ちまで考える
  2. 自分ではなく読者が主役
  3. 書きながら浮かぶアイデアこそおもしろい

 

学び①:読者の気持ちまで考える

誰に伝える文章なのか。誰が読む文章なのか。まず、文章を書くときは、そこから入る。

(第1章内 「誰が読む文章なのかが大事」より引用)

記事を書くとき、まずは誰に書くかを明確にする=ペルソナを設定する。

ブログ記事の書き方を勉強してると必ず出てきますよね。ボクも記事を書くときは意識してやってます。

ただ本書では、それだけでは足りないよ!と。

ただ、誰に、を設定しただけで終わってはいけない。

大事なのは、誰に、を決めることではなく、誰に、が決まったあと、その人はどういう気持ちで文章を読むのだろうか、というところまでリアルに考える、ということだ。

(第1章内 「誰が読む文章なのかが大事」より引用)

そう、「その人がどんな気持ちで読むのか」まで考えることを主張されてるんですね。

たしかにその方が読者に刺さりやすい!

 

例えば、「20代後半の男性サラリーマン、地方の実家暮らしで彼女なし、年収300万円程度」とペルソナ設定したとしましょう。

そしてこれからお金、とりわけ貯金に関する記事を書こうとするとき、

・貯金しようと頑張ってるけどなかなかうまくいないなぁ

・貯金なんて20代はしなくていい!稼いだ分は使っちゃえ!

・彼女ができたときのためにもう少し貯金頑張らなきゃ!

・今の時期は自己投資しよう!若いうちに自分にお金を使って、将来のリターンを大きくしておこう

こんなふうに、読者の気持ちまでリアルに考える。

そうすると、今あげた4つの中でも「どんな気持ちの読者」に書くかで記事の内容も変わってきますよね。

初めのペルソナ設定のみだと、どうしてもふわっとした内容になっちゃいます。

せっかく自分の記事を読もうとしてくれた読者も「あ、自分には関係ないな」となり離脱。それでは頑張って書いた記事もムダに終わっちゃいます。

しかも読者の気持ちまで考えることで、伝えたいことも定まり記事が書きやすくなる。一石二鳥ですね!

ぽんた
ぽんた
ボクもやってみましたが、書く内容が明確になって記事が書きやすい!これまでのペルソナ設定の甘さをうらみました…。ほんと驚くほど書きやすくなったのでこれはオススメです!

 

学び②:自分ではなく読者が主役

文章を書くとき、自分ではなく読者が主役であることを忘れないこと。

文章を書いてるとき、意識しないといつのまにか自分が主役になっちゃってるときありませんか?

ボクはめちゃくちゃあります(泣)

ただ、自分の意見はきちんと入れた方がいい。

さらに続けて著者はこう語ります。

でもまずは読者が知りたいことを優先すること。何が知りたいか。どうなりたいのか。

その後に自分の意見を入れていく。

そう。自分の意見は後回し、ということ。あくまで読者が最優先!

 

例えば旅行記事を書くとき。

時系列順に行ったお店、観光地、起こったことを紹介してはダメ。それは自分が主役になっちゃってます。

そうではなく、想定読者が何を知りたくて記事を読むのか?ここを徹底して考える。

これは自分が読む立場で考えるとわかりやすいです。

来週に北海道へ旅行する。そんな時はあらかじめネットでお店や観光地などの情報を集めますよね。

そういう時って、「隠れオシャレカフェ」みたいな穴場を探しちゃいませんか?

なのでボクは、会社が作ったサイトではなく個人で発信されてる記事を探します。

その方が素直な意見が見れて参考になるから。

でもそんな時に、時系列順に書かれた他人の旅行日記が出てきたら?

すぐに読むのをやめちゃいますよね。。。

 

「ここが楽しかった!オススメ!」と自分を主役にするのではなく、

「観光スポットとしてよく紹介されてますが、13時ごろに行くとすいてました!ちなみにここの◯◯は写真映えするのでオススメ!

読者が何を知りたいのかを一番に考えて記事を書くこと。これを意識するだけで読まれる記事になる、ということですね!

ぽんた
ぽんた
なんせ自分が読みたい!と思える記事にするのが大切!

 

学び③:書きながら浮かぶアイデアこそおもしろい

一回で、うまく書き上げる。そんなことが出来るわけがない。

文章は頭で考えてもどうにもできない。

文章は頭の支配にはない。

(第7章内 「頭では泳げない」より引用)

ボクはこの部分を読んで「なるほどなぁ」と納得。

皆さんも一度はあると思います。

文章を書いてる最中にどんどん書きたいこと、アイデアが浮かんできて、気づけば当初計画してた内容と全然違うモノができてた、という経験を。

でも悔しいことに、頭で練りに練った計画よりも、書きながら浮かんだアイデアの方がおもしろいんですよね。(笑)

ぽんた
ぽんた
今までの時間はなんだったんだ…ってなります(泣)

引用から言葉を借りると、「文章は頭の支配にはない」これが真実。

書き始める前にあれこれ考えるんじゃなくてとにかく書く。

もちろんある程度の構成は考える必要があります。

でないと文章がぐちゃぐちゃになりますからね。(笑)

ただ完璧な構成を求めすぎて、書くというスタートをきれてないのは愚かなり!ということです。

これこそが本書のタイトルにもある、「いますぐ書け」の文章法!

ぽんた
ぽんた
構成に頭をかかえて悩んだときは、とにかく書き始めてみましょう!

 

『いますぐ書け、の文章法』|まとめ

いかがでしたか?

学びまとめ

●読者の気持ちまで考える

●自分ではなく読者が主役

●書きながら浮かぶアイデアこそおもしろい

文章で人を動かす。自分は何のために文章を書いているのか。

そんなことを考えさせられる内容でした。

ブログを頑張ろう!と思ってたボクには、心に刺さる内容が多かったです。

やはり文章でお金を稼ぐプロは違うな〜と感心。

本書にある学びは、知ってるだけで・意識するだけで文章がガラッと変わる知識ばかり。

ぽんた
ぽんた
これから本書の学びを常に忘れず、ブログ運営に取り組んでいきますっ!

ブログを本気で頑張りたい人には、ぜひ一読してみてください!

きっとブログへの考え方が変わりますよっ!

ではまたっ♪