書評

【書評No.2】お金を稼ぐ時代はもう終わる!/『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』著:西野亮廣

革命のファンファーレ

 

どもっ、ぽんたです!

 

今日はこちら!

 

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』西野亮廣

 

 

本書の著者はそう、あのキングコング西野さん。

 

お笑い芸人でありながら、絵本やオンラインサロンなどを手がける、ビジネス界隈では知らない人はいないほどのお方ですよね。

 

本書を手に取った時、ボクは「はねるのとびら」で活躍されていた西野さんしか知りませんでした。

 

「お笑い芸人がビジネス書なんて書けるの?」

 

そんなことを当初は思ってました。(何様やねん)

 

しかし、本書を読見終わったあと、西野さんへの見る目がガラッと変化。単なるお笑い芸人ではなく戦略家だ、と。

 

何手も先を考えて準備をし、行動して結果を残す。

 

本書ではそんな戦略家の西野さんが、変化し続ける社会で生き残るための大切な考え方を教えてくれます

 

ぽんた
ぽんた
さっそく書評していきますね!

 

こんな人にオススメ

・成果が出ずにモチベーションが下がっている

・これからの時代の生き残り方を知りたい

・自分の作品がうまく売れない

 

お金ではなく信用を稼ぐ時代

 

ボクの本書からの一番の学び。それは、

 

お金ではなく信用を稼ぐ

 

これまで毎日電車に揺られて会社に行き、文句を言いながらも働き続けているのは、紛れもなくお金を稼ぐためです。

 

でも、そのお金ではなく信用を稼ぐとはどういうことなのでしょう?

 

信用をお金に換える装置

 

クラウドファンディング、バリュー、オンライン。

 

いきなりカタカナを並べましたが、どれも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

・バリュー=個人を株式会社に見立てて、個人の「株」を発行し、資金を調達するもの

 

オンラインサロン=月額会員制のネット上で展開されるクローズドなコミュニティ。

 

クラウドファンディング=インターネット上で「こんなモノやサービスを作りたい」という企画をプレゼンし、一般の方から支援を募る仕組み

 

実はこれらには共通するものがあります。

 

それは、全て信用をお金に換えるための装置なんですね。

 

もし自分が参加するなら、と考えてみるとわかりやすいと思います。

 

バリューは、仕組み的にその人の信用を売るようなものなので、モロに信用がモノを言います。

 

オンラインサロンはどうか。

 

面白そうであったり、自分の為になるような部分があれば加入したい!となりますよね。

 

やはりそれらの根源は、その主宰者への信用に行き着きます。

 

「この人なら面白くなる」という信用、「この人なら自分の為になる」という信用。

 

この信用さえあれば人は自然と集まってきます。

 

クラウドファンディングの正体

 

ではクラウドファンディングはどうなのか。

 

西野さん自身、このクラウドファンディングで何千万円もの金額を集めてらっしゃいます。また「えんとつ町のプペル」のクラウドファンディングでの支援者数は、当時の日本の歴代トップ。

 

悩む人
悩む人
それは西野さんが有名人だからでしょ?

 

ボクもそう思ってました。

 

しかし、ほかの芸能人がクラウドファンディングで失敗しているところを見ると、どうやら「有名人だから」という理由ではなさそう。

 

同じようにやっても1円も集めれない人もいれば100万円集める人もいる。この差もやはり信用度の差だ、と語られています。

 

例えば、コック歴30年のAさんと料理素人のBさんが同時に「新しいお店を立ち上げるので資金調達します!」と言ったとしましょう。

 

どちらがお金を多く集めることができるでしょう?どちらにお金を出そうと思うでしょうか?

 

もちろんAさんでしょう。それは、Aさんには30年という経験があり料理に関しての信用があるからです。

 

でも、このAさんが「不動産ビジネスを始めるので資金調達します!」と言えばどうでしょうか。

 

これではお金は集まりませんよね。なぜなら、料理への信用はありますが不動産についてはなんの信用もありません。

 

覚えておかなければいけないのは、その分野での信用さえあれば、お金に換えることが可能な時代がもうきている、ということです。

 

どうやって信用を稼ぐのか?

 

悩む人
悩む人
信用の大切さはわかったけど、どうやって貯めて行けばいいの?

 

ということで、次に信用の稼ぎ方について見ていきましょう。

 

本書では、芸能人である西野さんの環境で、どのように信用を稼いでいくのかが書かれています。

テレビタレントの立場

実は、テレビタレントとクラウドファンディングの相性は悪いそうなんです。

 

理由は、

お金の出どころがスポンサー

好感度を上げて番組に呼んでもらう必要あり

まずい料理でも「美味しい」と言う必要がある

ネット時代なのでそれが美味しいかどうかはすぐに視聴者にバレる

信用を無くす

といった状況にあるから。

 

これが、有名なテレビタレントがクラウドファンディングに苦戦する理由ですね。

 

嘘をつかない

ということは、タレントとしてテレビに出る限り嘘をつかないといけない。なぜなら、スポンサーに良い顔をしなければお金がもらえないから。

 

「ならば!」ということで、嘘をつかないため、嘘をつかないといけない環境から逃れるために、西野さんはグルメ番組を全て断っているそうです。

 

スポンサーではなくファンを獲得するため。

 

そうやって信用を稼ぎファンを集めることができれば、のちに「信用をお金に換える装置」でいつでもマネタイズをすることができます。

 

これこそが、お金ではなく信用を稼ぐことの真髄ですね。

 

マネタイズをズラす

この「マネタイズをズラす」という考えは、信用を稼ぐ実践例の一つです。これは西野さんの戦略家っぷりがわかる例の一つでもあります。

 

簡単に説明しますと、

①無料提供や価格以上のモノを提供

お客さんが感謝

売りたい作品を提示

以前の恩やそこで得た信用があるから購入してもらえる

というもの。

 

①で本来売りたい作品を売るのではなく、②のタイミングまでズラす。

 

①と②どちらのタイミングで売っても、手元に入るお金は同じかもしれません。ただ、②のタイミングで売ると、お金とは別に信用も稼げているんです。

 

目先の利益だけを求めるのではなく、その後の展開も考えて行動する。

 

ぽんた
ぽんた
まさに戦略的ですねぇ。。。

 

人を大切にする親切心

では、信用の稼ぎ方は他にどんなものが考えられるでしょう。

 

ボクが考えついた答えは、人を大切にする親切心の積み重ねです。

 

自分のことだけではなく、常に相手のことを考えて行動する。

 

人に優しくされたりすると「ありがとう」と感謝の気持ちになりますよね。その気持ちこそが信用に変わっていくのだと考えます。

 

ただ、こういった行動の後に見返りを求めてしまう人がたまに見受けられます。

 

悩む人
悩む人
あの時助けてあげたんだから。

 

例え口に出していなくても、そのような感情は行動にでてしまいます。あくまで「親切心」であることを忘れないことが大切ですね。

 

皆さんの信用の稼ぎ方はどんなものでしょう?

 

信用を失う時は一瞬

これまで信用の稼ぎ方を見てきました。

 

ただ、信用の積み上げには時間がかかりますが、失う時は一瞬であるということも、しっかり頭に入れておく必要があります。

 

そんな経験をしたこと、見たことはありませんか?

例えば

・浮気

・期限を守らない

・約束を破る

などなど。

 

目先の利益や欲に流され、少しの気持ちの弱さでとってしまった行動が、後に大きな損失として残っていきます。

 

一度失った信用を取り戻すには、かなりの時間と労力が必要です。

 

このことをしっかり理解し、積み重ねた信用を失わないことにも注意する必要がありますね。

 

『革命のファンファーレ』|まとめ

いかがでしたか?

 

信用を稼ぐことの大切さ。

 

単にお金を稼ぐためだけに言えることではありません。

 

例えばブログにだって当てはまります。どれだけ読者の役に立てたのか。そしてどれだけ信用を積み上げていくのか。

 

信用無くして成功はありません。

 

ボクも皆さんからの信用を積み重ねれるようなブログに成長させていきます!!

 

今回は本書の中から信用について紹介してきましたが、これはほんの一部分。

 

他にも

・広告費ゼロで宣伝する方法

・絵本を無料公開した理由

・ビジネス書を無料公開する際のポイント

・著作権の考え方

・クラウドファンディングの攻略法

・おとぎ出版

・作品の売り方

・インターネットが変えたモノ

・信用を売るビジネス

など、これまでの常識が通用しない時代でどう生きていくのか、戦略家の西野亮廣さん視点で教えてくれます。

 

そこにはこれからを生き残っていくためのヒントが数多く隠されています。

 

少しでも興味を持たれた方は、是非本書を手にとって読んでみてください!

 

 

ではまたっ♪