書評

【書評No.45】心の健康、保ててますか?|『ストレスフリー超大全』

ストレスフリー超大全 アイキャッチ

ぽんた

どもっ、ぽんたです!

読書から何ひとつ得られなかった過去を反省し、「1冊の本から1つの学びだけでも得よう!」というコンセプトの『一冊イチガク』を実行中。月に10冊以上のビジネス書を読むボクが、本からの気づきや学びをお届けしますっ!

今回の『一冊イチガク』はこちら!

『ストレスフリー大全』著:樺沢紫苑

最近は本屋さんに行けば必ずと言っていいほど著者の本を目にします。

それだけ人気があり売れてる証拠ですよね。

そんな本書はタイトルのとおり、ストレス解消の指南書です。

多くの人が悩み・苦しむストレスを、脳科学の視点から解説。

そして本書の最大の特徴が、その後のアクションプランを詳細に書いてくれている、というところです。

ストレスについて書かれてる本はたくさんありますが、ここまで具体的なアクションプランを提示してくれる本はありません。

この点は著者自身も重要視されてるそうで、これが人気の秘密の一つですね!

ぽんた

ボク自身、転職先の職場で人間関係に悩まされていましたが、本書のおかげで本当に助けられました。

「職場や仕事で悩んでる」

「ストレスを抱えている」

そんなサラリーマンの方は、本書で救われること間違いなし!

こんな人におすすめ

・職場での人間関係に悩んでいる

・ストレスで体調が良くない

・毎朝憂鬱な気分で1日が始まる

・不安や悩みから解放されたい

本書のポイント

まずはサクッと本書のポイントを紹介していきます!

ここだけは押さえて!

●今を変えたいなら行動する

●ストレスを解消する絶対的方法

今を変えたいなら行動する

本書をとおして、いや、著者のその他の本でも一貫して主張されているのが、とにかく行動すること

人生を変えるには、今を変えるには、行動しないと何も始まらない。

読んで理解して終わってたら意味がない、ということです。

だからこそ、本書もそうですが、著者の手がける本には必ずアクションプランが紹介されています。

しかも、今すぐ始めれるような行動にまで落とし込んでくれてるんです。

例えば本書の中で、「嫌いな人と上手に付き合う方法」という項目があります。そこでのTODOプランとしては、

①「普通」の評価を加える

②悪口を言わず、「良いところ」を探す

のように紹介されています。

これなら「何をしたらいいんだろう?」と悩む必要がありませんよね。

ストレスを解消する絶対的方法

悩みや不安のストレスを解消するには行動が大事だ!ということは先ほど書きましたが、もう少し具体的に書くと以下のようになります。

【悩みや不安を解決する方法】

悩みを書き出す→解決法を調べる→TODOを決めて行動→1〜2週間後にフィードバックして新たなTODOを実行

これが悩みや不安を解消するための絶対的方法です。

本気で悩みを解決したいなら、このサイクルをまわす。この流れをきちんと踏めばどんな悩みやストレスも解消できる、とのこと。

ストレスに悩まされてる時って、どうしても調べたり頭で考えることばかりやっちゃいます。

でも「行動しよう!」なんて言われても、

悩む人

心身ともに疲弊してるから、行動なんて無理だよ…

そんな気持ちになっちゃいます。ボクも実際に体験してるのでわかります。

ただ、

・解決方法はあること

・行動しなきゃ現実はなにも変わらないこと

この事実をしっかり受け止めること。これが悩み解決の第一歩だなと強く感じます。

あとは、やるか、やらないか。

ぽんた

とにかく行動する。これはどんな分野でも大切なことですね!

【イチガク】職場で求められるのは「良好な人間関係」ではなく、「仕事をこなせるかどうか」

ではここからは、本書からの学びを一つだけピックアップする「イチガク」を紹介します!

今回のイチガクは、『職場で求められるのは「良好な人間関係」ではなく、「仕事をこなせるかどうか」

この学びは、職場の人間関係で苦しんでたボクを救ってくれました。

職場の人と「仲良くなろう」という意識を捨てましょう。

「仲良くなる」や「好かれる・嫌われる」ではなく、報告・連絡・相談など仕事に必要なコミュニケーションをすることのほうが、100倍、1000倍重要です。

「3章:①職場の人間関係を解決する」より

これを見たときに、ボクの心がすぅーっと楽になった感覚がありました。

まず大前提として、職場では人間関係がよくないのがスタンダードだ、ということ。

小学校や中学校の30〜40人のクラスの中でさえ、「悪口を言う子がゼロで全員仲良し!」なんてあり得なかったのに、それ以上の人が集まる組織の中でならなおさらです。

もちろん人間関係が良いに越したことはありませんが、「人間関係が良くない」ことに落ち込み、改善するために時間と精神をすり減らすのは効率が悪すぎます。

そもそも何のために働いてるのか?職場の人と仲良くなるためではないですよね。

そんなことよりも職場が求めているのは「仕事ができるかどうか」「会社の戦力になるかどうか」です。

ここを間違えてはダメ!絶対!!

アクションプラン

では明日からどんな行動をしていくべきか。

まず何よりも先にやるべきことは、仕事をいち早く覚えることです。

特に新採や転職で入社したばかりの時はなおさら。

「なんだか人間関係がよくないなぁ。。。」

と言ってるヒマがあれば、一刻も早く仕事を覚えて、バリバリ戦力として働くこと。

その結果、信頼や共感が生まれて人間関係が良くなっていくモノです。

さらに早く仕事を覚えることで、

・余裕ができる

・自分のペースで進めれる

・自分の意見を主張しやすくなる

・ずっしり構えれる

など。こっちが主導権を握れるようになります。

実際の変化

これまでに何度か書きましたが、ボク自身が転職をしてから人間関係に悩まされていました。

50代女性と2人きりの仕事で、どうにもウマが合わず、なにかとネチネチ嫌味を言ってきたり、話しかけても冷たくあしらわれます。

ぽんた

毎朝憂鬱で、人生で初めて「人生から逃げ出したい…」という考えにまで至るようになってました。。。

ただ、本書のイチガクを意識するようになってから気持ちに大きな変化が。

「無理に仲良くなる必要はない」と思うことで気持ちが楽になった

●「早く仕事を覚えて主導権をにぎってやる!」と思考を変えたことで、仕事へのモチベーションが上がった

それでも完全にストレスフリーになったかというと、そうではありません。

まだまだ朝起きるのがしんどい時もあるし、逃げ出したくなるほど気持ちが落ち込む日もあります。

ただ「逃げてたら何も始まらない」と理解してるので、本書の主張どおり”行動し続ける”ことにします!

ぽんた

「これは自分が成長するチャンスなんだ」と思って、モチベ上げるようにしてます!他人は変えられない。変えれるのはいつも自分だけ。※ただ無理は禁物!

『ストレスフリー大全』|まとめ

いかがでしたでしょうか!

本書のまとめ

●悩みや不安を解消するには頭で考えててもダメ。行動あるのみ!

●職場での良好な人間関係を求めない。自分が仕事で結果を出すことを最優先に考える。それが結果として人間関係を良くする。

今回の学びは、ボク自身のリアルタイムの悩みにピンポイント。

本を読むことで、悩みや状況は変えられる。

改めて読書のすばらしさを実感した1冊でした。

本書では他にも、

・他人と自分を比べないためには

・夫婦関係を良くする方法

・「仕事を辞めたい」と思ったときにすべきこと

・睡眠不足はどう解消する?

・メンタル疾患への正しい理解と対処法

・「死にたい」と感じたときの対処法

など、ほんとに多くの人が日常で感じてる様々な悩みについて書かれてます!

悩みや不安を抱えて生きるって、本当にしんどいですよね。逃げ出したくなります。

でも逃げるのはちょっと待ってほしい。

寝る前の5分だけ本を読む。そんな小さなことでいいんです。

その1歩が必ず大きな変化を生んでくれます。

本書はそんな小さなきっかけをあなたに必ず与えてくれます。

まずは実際に手にとって、5ページだけでも読んでみてください!

あなたの悩みが解決され、少しでも楽になれることを祈っています。

ではまたっ♪

【本書の目次】

序章:すべてのベースとなる「解決法」

1章:他人ではなく「自分」を変える

2章:「仲間」と「家族」が活力となる

3章:「天職」を求め、「やらされ仕事」から抜け出す

4章:「疲れない体」を手に入れる

5章:心を整え、「新しい自分」にアップデートする

終章:精神科医がたどり着いた「とっておきの考え方」