書評

【書評No.44】科学が証明した「幸せの本質」とは!?|『精神科医が見つけた3つの幸福』

3つの幸福 サムネ

どもっ、ぽんたです。

今回の11学はこちら!

『精神科医が見つけた3つ幸福』著:樺沢紫苑

 

こんな人にオススメ

・最近幸せを感じれてない

・幸せな人生を歩みたい

・今の生活を少しでも良くしたい

・科学や医学に裏付けされた幸福とはどんなものか知りたい

 

著者は精神科医ながらYouTubeなどの情報発信者でも有名な樺沢紫苑さん。

あのベストセラー「アウトプット大全」を書いた方です!

最近は本屋さんにいけば必ず著者の本がオススメされてる印象がありますねぇ。

今回紹介する内容は、脳科学・精神医学からみた幸福について。

「周りに感謝しましょう」みたいな精神論ではなく、科学や医学に裏付けされた幸福論。

理由がきちんと書かれてるので、納得や共感する部分が多かったです。

ぽんた
ぽんた
幸福に生きることは誰もが望んでること。その幸福について考え直すきっかけになりました!

 

【本書の学び】

幸せは健康から始まる

 

学び:幸福に欠かせないのは「健康」

まず本書の軸として、幸せはホルモンによって感じるということ。

その幸せを感じるホルモンの出し方=幸せになる方法

と主張されてます。

そして、その幸せホルモンとして重要なのが3つ。

①セロトニン・・・心と体の健康

②オキシトシン・・・つながり、愛

③ドーパミン・・・お金、成功

この3つのホルモンはそれぞれ右側の幸せに影響を与えるとのこと。

ドーパミンとかは聞いたことありませんかね?

これらは幸せホルモンと言われてます。

 

そしてここからが大切なんですが、この3つには優先順位があるんです!

どんな順番だと思いますか?

・・・

正解は数字の順番とおり!

セロトニンが一番重要で、ドーパミンは最後。

つまり、お金や成功より健康が重要だということ!ここは本当に大事!!

健康はあらゆる幸せの土台になる

ボクたち人間って、

「お金ほしい!」

「成功してチヤホヤされたい!」

「彼女ほしい!」

なんてすぐ思っちゃいませんか?(ボクだけ???)

でもこれらって全て「健康であること」が前提です。

例えば、何もしなくても毎月100万円入ってくる状態になったとします。でも一緒に喜ぶ友人やパートナーがいなければ寂しいですよね。

また「余命1ヶ月宣告」されてる状態を考えてみてください。

お金もそうですが、友人やパートナーがいても心から幸せは感じれませんよね。

つまり、

健康なくして「幸せな成功」はない。

健康なくして「幸せなつながり」はない。

 

気づきにくい幸せ

「健康」というものが、「かけがえのない幸福」であったことは、健康を失って初めて知ることになります。

(『第2章:「3つの幸福」のイメージを固める』より引用)

このセロトニン=健康の幸せは、目の前にあるのに気づきにくい幸せです。

朝起きて仕事に行ける。

普通に食欲があって、自分の足で自分の行きたいところに行ける。

毎日なんの気にもかけてないことが、実は幸せなこと。

怪我や病気になって初めて「あぁ、普通の日々に戻りたい」と後悔するんです。

ぽんた
ぽんた
ボクは口内炎がよくできるんですが、毎回「早く普通にご飯を食べれるようになりたい」って思います(泣)おいしく食べれる幸せを感じますね

 

アクションプラン:ポジティブ日記を書く

ではどうすれば、気づきにくいセロトニン的幸せを手に入れることができるのか。

本書にはいくつかアクションプランが紹介されてますが、その中でボクが気になったのが「ポジティブ日記を書く」です。

内容は、毎日寝る前に1日を振り返り、ポジティブなできごとを3つ書く、というもの。

これは今の幸せに気づくための訓練と言ってもいいでしょう。

失うまで気づかないのであれば、失う前に気づくようになればいい、というスタンス!

 

【ポジティブ日記の効果】

・幸せな気分で1日を終われる

・日中からポジティブなことを探すようになる

・見つけよう!という姿勢が、今まで気づかなかった幸せに気づけるようになる

といった効果が得られます。

「幸せ収集能力」を高めることさえできれば、今までと同じ毎日を過ごしても、「楽しい」出来事の収量が増えて、感じ方も鋭敏になってくる。

〜略〜

幸せになる方法。それは幸せ収集能力を高めればいいのです。

(『第4章:セロトニン的幸福を手に入れる7つの方法』より引用)

幸せ収集能力を高めることで、気づきにくいセロトニン的幸福が手に入る。

そこに加えて、心身の異変にいち早く気づけるメリットも大きいでしょう。

「健康」が幸せの土台になるからこそ、この幸せ収集能力をポジティブ日記で鍛えていく!

 

ボクもこれをやり始めてから、当たり前を幸せに感じることが増えました。

と同時に、感謝の気持ちも増えたように感じます。

・妻がご飯を作ってくれる

・おいしいご飯を好きなだけ食べれる

・朝起きて妻が横に寝てる環境

・好きな本を読みたいときに読める

劇的に人生が変わったわけではありません。でも確実に幸せを感じやすくなってます!

ぽんた
ぽんた
書くことがめんどくさく感じるときは、寝る前に「頭の中で思い浮かべる」だけでもやってみてください!生活の中に幸せが増えるのを感じれますよ!

 

『精神科医が見つけた3つの幸福』|まとめ

いかがでしたでしょうか。

学びまとめ

幸福は「セロトニン=健康」が土台になる

セロトニン的幸福は気づきにくい。ポジティブ日記などで気づけるよう鍛えよう。

ホルモンが幸福を左右する。

これには正直驚きです。でも科学に裏付けられた結果なので納得ですね。

そして、

お金や成功<つながり<健康

この関係性も意外でした。

健康なくして幸せなし。

幸せに生きたいと望むなら、ここはハズせない学びですね!

 

本書では他にも、

・コロナ禍だからこそ幸福を見直すべき理由

BEの幸福とDOの幸福

・「減る」幸せと「減らない」幸せがある

・セロトニン的幸福は家族を守る

・結婚と幸福の関係

・幸福論から見る幸せなお金の使い方

・承認欲求との向き合い方

・幸せになる遊び方7

・幸福論から見る「食」

など。今すぐ実践できて、幸せを感じれるメソッドがたくさん書かれてます!

 

「最近幸せを感じれてないな」

「仕事で毎日しんどいよ

「幸せな人生を歩みたい」

そんなことを感じてる人は是非読んでみてください。

きっと今の生活を変えるヒントが見つかりますよ!

ではまたっ♪

【目次】

第1章 幸福とは、「脳内物質」だった!

第2章 「3つの幸福」のイメージを固める

第3章 幸せの「4つの性質」を知っておく

第4章 セロトニン的幸福を手に入れる7つの方法

第5章 オキシトシン的幸福を手に入れる7つの方法

第6章 ドーパミン的幸福を手に入れる7つの方法

第7章 人生が変わる「お金」「遊び」「食」の習慣