書評

【書評No.16】正しいお金との向き合い方とは?/『いま君に伝えたいお金の話』著:村上世彰

お金の話 アイキャッチ

どもっ、ぽんたです!

今回はこちらを書評しますね!

『いま君に伝えたいお金の話』 著:村上世彰

 

著者は、幼少期からお金について考え行動してきた投資家。親からの教育として10歳に今後の将来のおこづかいをまとめてもらい、株式投資を始めたそうです。

それから今に至るまで、何十年もお金について考えてきた著者が、お金とはなんなのか、どう向き合うべきかなど、ボクたちがお金とうまく付き合っていくためのヒントが書かれています。

お金について学びたい!と思った方が初めて読むにはもってこいの内容になってますよ。

ぽんた
ぽんた
さっそく学びをみていきましょう!

 

こんな人にオススメ

・これからお金の勉強を始めようと思っている人

・お金について読みやすい本を探している人

・お金との上手な付き合い方を知りたい人

 

あなたは値段に左右されていませんか?

お金をたくさん持っている人のほうが、持っていない人よりえらく見えないか?

値段の高いもののほうが、安いものより良く見えないか?

お金をたくさんもらえる仕事のほうが、もらえない仕事よりすごいと思わないか?

もし思いあたるふしがあるとしたら、それはお金の魔力に惑わされているということです。

どうでしょう。一つでも当てはまる方多いのではないでしょうか。

例えば、年収300万円の人より(ボクです…)年収1000万円超の人の方が、めちゃくちゃ凄い人に感じますよね。ボクもそう感じてました。(悲しい現実…)

 

でも、そんな方はお金に縛られている状態であり、お金に人生を支配されている、とのこと。

たしかに、年収1000万円超の人はボクよりすごく重労働で頭も使う仕事かもしれません。

ただ、上をみると年収2000万円の人もいれば1億円の人もいてキリがありません。

このような状態の人がたとえ年収1000万円に到達できたとしても、次はその上を見てしまい、ずっとお金を追い求める人生になってしまう。いつになっても満足できる日なんてこないんです。

では、お金に人生を縛られないためにはどうすればよいのか。

 

モノの値段の決まり方

まずは世の中のモノの値段はどうやって決まるのかを知っておく必要があります。

モノの値段というのはすべて需要と供給で決まっています。

 

悩む人
悩む人
需要と供給…?

大丈夫!ざっくり説明すると、欲しい人の数とモノの数で決まるということ。そして、欲しい人が多いほど、モノの数が少ないほど値段は高くなるということ。これだけ理解してください。

例えば、有名な画家の世界に一つしかない絵をすごく高い金額で買われているのを見たことありませんか?

あれは、

世界に一つしかない→モノの数が少ない、希少価値が大きい

有名な画家→欲しい人が多い、希少価値が小さい

が成り立っているんです。だから値段が跳ね上がるんですね。

これがボクの描いた絵であれば、たしかに世界に一つしかありませんが、欲しい人がいませんので売れません。

ただし、ボクにファンがいれば別ですが…(いるわけない)

 

金額ではなく価値で考える

お金とうまく付き合うには、日々の暮らしのなかで、その金額が自分にとって意味と価値があるかどうかの判断が必要です。

値段の決まり方を理解できれば、値段が高いほうがより良いモノだ、というわけではないことは納得できますよね。

では、お金に縛られないためにはどうすれば良いのか。その答えが先ほどの引用部分になります。

値段ではなく自分にとっての価値をベースに考えること。

 

例えば、自動販売機で100円のジュースを買うとき「それは無駄遣いだ!」と思う人はいるでしょう。

しかし、「これはボクにとって欠かせないモノで、頑張った仕事終わりのこのジュースは、帰ってからもうひと頑張りを与えてくれるんだ!」というのであれば、この100円のジュースはこの人にとって価値があると言えるでしょう。

だって、そのジュース1本が帰宅後のスキルアップの勉強や副業に取り組む力を与えてくれ、100円以上の価値がありますからね。

要するに、周りに流されることなく、自分の価値とモノの値段をてんびんにかけることが重要ということです。

そして、なんとなく買ったものは後悔しやすいとも言えます。

デパートへ買い物に行き、なんとなく前を通った服屋さんで「今日だけ20%オフ!」みたいな安売りでつい買ってしまい、その後ほとんど着なかった服。

こんな後悔した経験ありませんか?(ボクはめちゃあります…泣)

 

これはなんとなくその時の気分で買ってしまったことが原因ですよね。周りに流されず、そして他の人の意見や目を気にしちゃぁいけません。

人それぞれ幸せの感覚は違いますし、もちろん価値のモノサシも異なります。

ぽんた
ぽんた
自分がどう感じるか、ここを大切にしていきたいですね!

 

本書を読んでから、ボクは何かモノを買ったりしてお金を払うときに、

悩む人
悩む人
この値段は自分にとって価値はあるのか?

と考えるクセをつけるようにしています。

すると、ありがたいことにお金の無駄遣いが減り、満足度や幸福度が上がった気がするんですよね。

特に金額が大きいモノほど効果大。周りから「財布のひも硬すぎ!」と言われるほどになってます。笑

「そんなケチケチしてたら楽しくない!」と思われるかもしれませんが、全然そんなことないんですよこれが。

だって、自分に価値があるかを考えた結果「買わない」と判断してるだけで、「買わない」判断が自分の幸福度をあげているんです。

もちろん考えた結果、何万円もするモノを買うときだってあります。

大切なのは自分が満足できる判断をすること。そのためには、金額ではなく、自分にとっての価値を考えることですよ!

 

いま君に伝えたいお金の話|まとめ

いかがでしたでしょうか。

お金とうまく付き合っていくためには、値段ではなく価値で判断する。

これはボクたちが生きる資本主義の中で、忘れてはいけない大切なことだと思います。

これを忘れてしまうと、お金に縛られ執着してしまい、いつまで経っても幸せを感じれない人生を送ってしまうかもしれません。

そうならないためにも、日頃から価値で判断することを意識していく必要がありますね。

 

本書では他にも、

・お金の成り立ち

・お金は汚いものなのか?

・お金と仕事の関係

・働き方が変わる中でどう生きていくか

・投資をするには必ず期待値を考えろ

・お金に強くなる簡単にできるゲーム

・リスクとリターンの関係

・お金が最も輝く使い方は寄付

などなど。どれも学校では決して教えてもらえない、でも生きていく上で大切なお金の基礎的な話が盛りだくさん。

是非本書を手にとって、お金の基礎知識を身につけてくださいね!

 

ではまたっ♪