どもっ、ぽんたです!
今回書評していく本はこちら!
『ぜんぶ、すてれば』著:中野善壽
本書は凄腕経営者である著者:中野さんの生き方や人生論について書かれてます。
ボクは著者をまったく知らず、ただキャッチーなタイトルに惹かれて読みましたが、多くの学びがありました。
中野さんという方を知らない人でも十分学びを得られる本になってます!
「ぜんぶ、すてる」とはどういうことか。
その生き方とはどんなものなのか。
・やらなきゃいけないことが多くて自分らしく生きれてない
・人生思いどおりにいってない
・凄腕経営者の考え方や思考を知りたい
・ビジネスを成功させたい
どんな内容?
先ほども書きましたが、この本には伊勢丹や鈴屋などを成功へ導いた凄腕経営者である著者の生き方やビジネスへの考え方が書かれています。
本書の要点を一言で表すと、
『あはゆるモノを捨て、今を夢中に楽しんで生きる』
これが不確実で変化の激しい現代を生き抜くための生き方。そして著者がビジネスで成功を収めてきた生き方。
この要点について、さまざまな角度から深掘りされてます。
本の構成としては以下のとおり。
●今日を、生きる
→中野さんの考える「生き方」とは?
●ぜんぶ、捨てる
→タイトルにもある「捨てる」生き方とはどんなものかが書かれている。
●あるがまま、働く
→中野さんの仕事論について。
●なりゆきで、営む
→どのような思考でビジネスを成功させたかが学べる。
●今を、楽しむ
→中野さんの人生論について。
学び:“今“を生きる
本書からの学びは「今を生きる」。
情報が多く、将来のことも、周りの人も気になる時代において、「今に集中する」のはどんどん難しくなっているのかもしれません。
しかし、事実として、夢中になって楽しむことができるのは今しかありません。
今この瞬間、ここにいる自分をもう一度見つめてみる。
この「今を生きる」ことが情報であふれる現代で成功するために必要なモノだ、とのこと。
そう。みなさん今を生きてます。
でも果たして本当に「今を生きている」と言えるのでしょうか。
「今を生きる」とは
では「今を生きる」とはどういうことか。
もう少し具体的に言い換えると「今この瞬間を夢中に生きる」ということです。
ボクたちが過ごす現代は、発達した技術のおかげで情報や物であふれてますよね。
そんな中では“今“に集中するのが難しくなっている、と。
ただ、ヒトが何かを成し遂げるためには、今この瞬間を夢中になって楽しむ必要がある。
そして何かを成し遂げるためにボクたちができることも、「今この瞬間」にしかないのも事実。
だからこそ周りの情報やモノに流されず、「今を生きる」ことが大切なんですね。
自分と向き合う
そんな現代の中で「今を生きる」ためにはどうすればいいのか。
そのためにはまず自分と向き合うことをやってみましょう。
自分と向き合うことで、「今、何に集中すべきか」が見えてきます。
そのアクションプランとは、自分の心の声に耳を傾けること。
例えば、
・この仕事じゃまくさいな
・これはやってて全然楽しくないよ
・この業務、なんかワクワクする!
こういった心の声をきちんと聞いていく。
そうすることで、「あぁ、自分はこういうのが嫌いなのか。。。逆にこういったのが好きなのか!」と、だんだん本当の自分に気づいていくんです。
そして本当の自分に気づければ「今、自分は何をすべきか」が見えてきます。
普段はそんな声があるのに気づいても、「仕事だから」「お金を稼ぐためだから」と思考停止で動いちゃいますよね。
もちろんそうです。本当の自分がやりたいことが見つかっても、それをすぐに実行するのは現実的に難しいですよね。
ただ今すぐ状況が変わらなかったとしても、この先ずっと自分の声に耳をふさぎ続けてても幸せなんて訪れません。
まずは本当の自分を知ること。
自分と向き合い続けることで、少しずつ良い環境、夢中になれる環境へ動く可能性は十分考えられます。
できない理由じゃなくてやる理由を探す。
まずは明日から、いえ今日からでも自分の心の声を聞いて向き合ってみましょう!
過去や未来を捨てる
ここまで「今を生きる」ために自分と向き合う話をしてきました。
ただ世の中には「今この瞬間を生きる」のを妨げるモノがたくさんあります。
それらをタイトルにもあるとおり、『ぜんぶ、すてる』。そうすることが、“今“を生きることにつながっていく。
そのうちの一つに過去と未来があります。
過去にとらわれず、未来に揺さぶられず、確かに味わうことができる今日に集中して精一杯楽しむ。
その結果は、先々にいろんな形となって巡って来るはずです。
過去や未来はボクたちを不安にさせ、“今“を生きることを妨げます。
たとえば、
【未来】
「明日の会議での発表内容これでいいかな?」
「このまま仕事続けてたら楽になるかな?」
「昼からの仕事だるいなぁ」
【過去】
「あそこの部分はもっと上手くできたのになぁ」
「昨日友達に言ったあの言葉、なんで言っちゃったんだろ。どう思ってるかな。」
みたいに。
いくら悩んでも変えられない過去や未来に、ボクたちの意識はいつも揺さぶられてます。
もちろん、
- 過去を振り返って反省し、次に活かすこと
- 未来を想像し、逆算して行動すること
これらは大切です。しかし、よく考えるとこれらも結局は「今をどう生きるか」につながってますよね。
- 過去を振り返って、今をどう生きるべきか
- 未来を想像して逆算し、今をどう生きるべきか
ただなんとなく過去や未来に意識を向けるのではなく、“今“の夢中につながるよう意識する。
“今“を生きることが成功へつながる
ではなぜ、今を生きることが成功へつながるのか。
それは、今を夢中で楽しく生きてる人には、周りに人が集まって応援される力があるから。
たとえば、
A「お金稼げるという目的だけで経営してるレストラン」
B「とにかく料理を作るのが好きで、それを人に食べてもらうのが幸せ!そんな店主が経営してるレストラン」
どっちの店に行きたくなりますか?もちろん後者ですよね。
おそらく店の雰囲気や従業員の質、料理の満足度も前者が勝つことはないでしょう。
少しわかりやすく極端な例になっちゃいましたが、でも突き詰めればこういうことなんです。
心から楽しんでその道を進んでるヒトって、見ててこっちまで幸せな気分になりませんか?
そのためには「本当の自分と向き合う」こと。
そして過去や未来ばかり気にせず、“今“この瞬間を楽しんで生きていく。
それが成功と幸せへの近道なんですね。
『ぜんぶ、すてれば』|まとめ
いかがでしたか?
今回は本書からの学び「今を生きる」についていろいろと書いてきました。
今回は「過去や未来」をすてるという部分をご紹介しましたが、本書にはこれ以外にも、
・人付き合い
・服
・本
・慣れ
・思い出
・モノへの執着
・演出
・実物
・スマホ
・住む場所
などなど、捨てるものがたくさんでてきます!
「めちゃくちゃ捨てるやーん」ってなりません?笑
でもこれらにはすべて根拠があるんです。
詳しい内容についてはぜひ本書を読んでみてください。思わず納得しちゃいますよ!
なんと今なら『Kindle Unlimited』で無料で読めちゃいます!いつ読み放題の対象から外れるかわからないのでお早めに。
ではまたっ♪