【書評No.10】幸せな金持ちになる１７の秘訣／『ユダヤ人大富豪の教え』著：本田健

 

どもっ、ぽんたです！

 

今回はこちらを書評をしていきます！

 

『ユダヤ人大富豪の教え』著:本田健

 

 

本書は2003年に出版された後、200万部以上の売り上げを記録しているロングセラー。著者の本田健さんは29歳という若さで育児セミリタイアをされており、現在はお金や幸せ、人間関係などについての講演活動や執筆活動をされています。

 

そんなロングセラーである本書は、主人公である著者がユダヤ人のお金持ち老人に出会い、お金持ちになるためのレッスンを受けていく、という実話に基づいたストーリーで話が進んでいきます。

 

他のお金稼ぎに関する本とは違う一番のポイントは、単なるお金持ちではなく”幸せ”なお金持ちになるための方法が書かれている点。

 

巨額のお金を持つだけで、果たして幸せと言えるのか。

 

これまで「お金があれば幸せだ！だからとにかく稼ぐ！」と思っていた自分には目からウロコの内容でした。

 

“幸せな人生とはなにか”という深い部分を考えるきっかけにもなった本です。

 

お金持ちは幸せか？

 

幸せに成功したければ、自分らしい人生を生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れるのが大切

 

このフレーズを読んだとき、かなり衝撃を受けたことを覚えてます。

 

 

パッと見れば矛盾してるように見えますよね。でもこれはお金や成功することに執着するな！というメッセージなんですね。

 

お金に執着しすぎてしまうと、金のためならなんでもするようになってしまう。成功も同じ。

 

そして例えお金が手に入り成功したとしても、いざ周りを見渡してみると、大切な人や自分の健康を失い、心の平安や幸せがまったく訪れない、といった状態になってしまう、と。

 

ビジネスで成功し大金を手にしているように見える人でも、上記のようなマイナス面を背負って生きていることも珍しくないそう。

 

社会的尊厳や力、愛情、友情を成功やお金に求めた人間は、不幸になってしまう。なぜなら、成功に行き着いたとき、そこに心の平安や幸せがないのに気づくからだ

 

多くの人は、お金をたんまり稼いで成功者になりたい！と思うでしょう。ただ、引用にある言葉は必ず覚えておいた方が良いです。

 

お金を稼ぐため、成功するためだけを追い求めると後戻りできなくなってしまう。

 

 

幸せなお金持ちになる方法

 

では、成功して幸せなお金持ちになるためにはどうすればよいのでしょうか？

 

幸せなお金持ちになるためには、自分らしい人生を生きる必要がある

 

そう、成功やお金に執着せず、自分らしい人生を生きる。これが本書に書かれている答えです。とてもシンプルですよね。

 

そして、この自分らしい人生を生きて幸せに成功するため、その秘訣として本書では17個紹介されています。

 

どれもこれから幸せな人生を送るためには大切なことばかりなんですけど、今回はその中でも特にボクの心がしびれたポイントを紹介していきますね！

 

自分が大好きなことをする

 

幸せな金持ちになるための秘訣は、自分の大好きなことを仕事にすることだ

 

ほとんどの人は小中高に通って大学へ進学、そして4年を経てみな同時に就活を始めます。

 

サラリーマンになることは普通で、周りもほぼ同じ道に進むから疑いもしませんよね。ボクもそうです。

 

しかし、幸せに成功するためにはこれではダメ。自分の大好きなことを仕事にする必要があります。それが幸せに成功する確率を上げる重要な要素です。

 

お金儲けのことばかり考えている連中より、仕事が大好きでしょうがない人間のほうが成功する

 

例えば服屋さんに行った時、服が大好きでたまらない人のお店とそうでないお店だと、どちらを選ぶかと言われると、前者ですよね。

 

人はエネルギッシュに生きている人に魅了され、応援したくなります。

 

そして、いろんな出会いやチャンスが舞い込んできて気づけば成功していた、といったことになるそう。

 

 

これが、大好きなことを仕事にした時の力なんだなと感じました。

 

『好きなこと』と『得意なこと』の違い

 

ここで注意すべき点があります。

 

それは、『得意なこと』と『好きなこと』の違いをしっかり理解することが必要だと。

 

似たような言葉ですがこの違いはとても大きく、得意なことをしてしまうとたちまち不幸になってしまうそう。なぜなら、得意なことの裏には、

 

• 大物に見られたい
• 生きる躍動感を感じたい
• 周りに認められたい

 

といった欲が隠れており、例えそれで社会的に認められても、自分の本心からやりたいことではないため、素直に喜べず苦しんでいく、とのこと。

 

 

「自分の好きなこと」は、もっと静かで、落ち着いたものなのだよ。周りの人間が評価してくれなくても、それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう、そんなことだ。

 

これが得意なことと好きなことを見分ける方法です。

 

 

「これをやれば稼げるかな？」「誰かからすごいと言ってもらいたい！」そんな欲がついでてきてしまいます。(ボクが欲にまみれてるからなのか…)

 

先ほど紹介した友人は、「稼ぎたい」や「認められたい」といった想いは一切なく、本当に好きなことをしています。

 

だからこそ、そんな彼に強く惹かれるんだなと感じます。

 

 

そんな方に本書では、小さかった頃に大好きだったことを思い出すように、と書かれています。

 

 

皆さんも一度、小さかったころを思い出し、あの頃の感情を蘇らせてみてください。きっとそこに幸せに成功するヒントが隠されていますよ！

 

『ユダヤ人大富豪の教え』｜まとめ

 

いかがでしたでしょうか！

 

幸せに生きる為には、自分が心から好きなことをやる。

 

サラリーマンでこの点を重視して就職した方はどれほどいるでしょうか。

 

ボクもなんとなく就職した側です。かといって今すぐ仕事をやめて好きなこと見つけて行動しよう！なんてこともできないのが現実ですよね。

 

ただ、幸せに成功するためにはいずれ自分が大好きなことを見つけ、それを仕事にしていく必要がある。

 

このことだけは忘れず、日々の日常のなかで少しずつ昔を思い出して、好きなことを見つけていけば、少しずつ何かが変わっていくはずです。

 

本書では他にも、

 

本書を読めば、これまでのお金の考え方が大きく変わること間違いなし！物語風に話が進んでいくのでとても読みやすく、頭にスゥーっと入ってきますよ。

 

是非一度手にとって読んでみてください！

 

 

ではまたっ♪