書評

【書評No.25】効率の良い読書法を学べ!/『頭がいい人の読書術』著:尾藤克之

頭がいい人の読書術 サムネ

 

どもっ、ぽんたです!

 

今回紹介する本はこちら!

『頭がいい人の読書術』 著: 尾藤克之

 

著者は影響力のあるコラムニストとしても知られており、手がけた本の紹介記事をきっかけにAmazonでは一気に完売、ベストセラーのきっかけになることも多数。

「毎日1冊10分で読み30分で記事にする」これを継続されているそう。

どうしてそこまで圧倒的なインプット&アウトプットができるのか。そのヒミツが本書で明かされてます!

 

ぽんた
ぽんた
さっそくいきましょう!

 

【本書の学び】

  1. 読書は楽しまなければ意味なし
  2. 制限時間を設定する
  3. 音読しない

 

こんな人にオススメ

・本の内容を忘れない方法を知りたい

・効果的なインプット&アウトプットの方法を知りたい

・読書スピードをあげたい

 

各章のサクッとまとめ

【第1章】 頭がいい人の読書は何が違うのか?

⇒1冊10分で読み、30分でアウトプットする著者が考える読書術が学べる。簡単にまとめると、読書は楽しくするもの。速読や熟読などの読書術が世の中にあふれているが、結論は自分に合う方法で読めば良い。それが一番自分のためになる、ということ。

【第2章】 本は全部読まなくてもかまわない

⇒著者が行なっているページ上部3分の1だけを読み進めていく「3分の1リーディング」が紹介されている。これで1冊10分で内容を理解できるとのこと。また、読書がボクたちにどんな効果をもたらすかについても書かれている

【第3章】 頭がいい人は、読んだら忘れない仕組みをつくっている

⇒人は忘れる生き物であることを受け入れ、ならばどうすれば本で得た知識を忘れにくくできるのか、について書かれている。ベストな読書時間帯を知る、制限時間を決める、読書前のルーティンを作るなど。

【第4章】 頭がいい人のネット・新聞・雑誌の読み方

⇒社会や経済の変化に対応していくために、新聞、ビジネス雑誌、教養書などの読み方を学べる。また、ネット情報との関わり方についても書かれている。

【第5章】 頭がいい人は、本を読んで終わりにしない

⇒自己成長のための読書ではアウトプットをしなければ意味がない。初めは100文字ほどでまとめるところからでOK。ただ注意すべき点は、単に感想を書くのではなく、読み手を意識することが大切。

学び①:読書は楽しまなければ意味なし

読書を楽しむと決めた瞬間、あなたに必要な情報が、必要なときに頭にスッと吸収されるようになります。

 

本書の中では「楽しく読書をする」という点が一貫して主張されていますね。

その中でも具体的なアクションとして次の点が挙げられてます。

苦痛に感じたら即やめる

読みはじめて苦痛に感じたら速攻やめましょう。その感情を持って読み続けても何の学びも得られません。

なにより読書=苦と感じてしまい、その後の読書人生に影響を与えかねません。

 

ボクはかのベストセラー『嫌われる勇気』を「売れているから」という理由で買いました。

でもいざ読んでみてもなかなか進みません。。。

世間でこんなに言われてるんだから読まなきゃ!」という思いが先行していたんですね。でも気持ちがのってないからスピードが遅いし内容も入ってこない。

でもそれから二年経った今、もう一度手に取って読んでみました。

するとびっくり、サクサク読めたんです!

その時の自分の興味やテンションで読みたい本は変わってくるものです

だからこそ自分の気持ちに素直になって、「あんまし気持ちがのらんな〜」と思ったらすぐに読むのをやめる!

今はその本を読む時期ではなかっただけ。また数ヶ月後に読んでみましょう!

ぽんた
ぽんた
楽しむことが一番!

 

学び②:制限時間を設定する

著者が実践する「1冊10分で読む」テクニックは何なのか。

本書にはいくつかのテクニックが紹介されていますが、その中でもボクがすぐに実践したモノは以下の2つです。

①制限時間を設定する

②読書の時間を記録する

制限時間を設定する

まずは「制限時間を設定する」。

大学のレポートを提出するために、一晩で完成させた!という経験はありませんか?

人は追い込まれると本領発揮する部分があります。これを読書にも当てはめる。

例えば「今日一日で1冊読み終える」もう少し細かく「今からの1時間で半分読む」「次の乗り換えまでの30分間で1章読み終える」など。

これは科学的にも認められている効果。

時間を設定することで集中力が爆上がりしますよ!

読書の時間を記録する

先ほどの点は他の読書術に関する本にも書かれている記憶があります。でもこの「読書の時間を記録する」点については初めて見ました。

この点に関して、著者はストップウォッチで時間を計ることをオススメされてます。

これは「1冊の本を読むのに今日は何分かかった」「同じ量でも前より早く読めてるなあ」と自分の成長を可視化できるので、モチベーションがグンと上がります。

ボクも時間を決めて読む+ざっくり1日単位で時間を記録し始めてから、読むスピードが実際に上がりました!!

ぽんた
ぽんた
このテクニックはおすすめです!

学び③:音読しない

読むときには文字を読んではいけません。音読をするとスピードが落ちてしまうからです。文は読まず、見たり眺めたりするだけでも十分に意味を理解できるものです。

これもすぐに実践してみました。が、少し難しかったです。

小学校からの国語の授業で基本音読をしてきた習慣があるので、やはり無意識に音読をしてしまいます。

完全に音読せずに読むのは難しい。

 

だからボクは今単語の拾い読み」に落ち着いています。

皆さんにも是非おすすめです!

この読み方は、

まず一文をさっと上から下へ目線を流す

そこで入ってきた単語を拾う。

この拾う単語をできるだけ音読せずに、眺める感覚で読む。これが少し難しいですが慣れれば簡単にできます。

単語を拾うだけでも意味は理解できますし、少し気になった部分があれば読み返せばいいんです。

全てを「音読しない」というテクニックは少し難しいですが、この読み方だけでも読書スピードがかなり上がりますよ!

『頭がいい人の読書術』|まとめ

今回は『頭がいい人の読書術』を紹介してきました。

 

本書の学びまとめ

①読書は楽しまなければ意味なし

②制限時間を設定する

③音読しない

 

本書ではもっと他にも読書効率をあげるテクニックが盛りだくさんに書かれています。

例えば、「著者の10分で1冊読む」ための核になるテクニックに「3分の1リーディング」というものがあります。

簡単にいうと、本の上部3分の1しか読まずに進めていくテクニックです。しかしこのテクニックはボクには合っておらず、学びにはならなかったので今回紹介はしていません。

でもこれが読書の面白いところ。

実践してみて自分に合うテクニックや知識を吸収していく。そうすることで「自分だけのノウハウ」が溜まっていきます。

これこそが読書の一番面白いところだと思うんですよね。

皆さんもたくさん本を読んで吸収しまくり、「自分だけのノウハウ」を作っていきましょう!

 

ではまたっ♪