どもっ、ぽんたです!
そんな人におすすめの1冊がこちら!
『マーケット感覚を身につけよう』著:ちきりん
近年、ネットの登場によりさまざまなモノが市場化されています。
例えば、マッチングアプリのような婚活、不用品を売買できるフリマアプリ、退職代行など。「こんなモノも売買されるようになったの!?」とビックリするくらい、いろんなモノやサービスが売買されてますよね。
本書では、そんな変化が早い現代を乗り越えていくために必要な力や考え方を教えてくれてます。
なにより、たくさんの具体例を交えて解説してくれてるのでおもしろくてわかりやすいっ!
きっと読めば「なるほど、こんな考え方もできるんだ!」と新しい発見があることでしょう。
今回はそんな本書からの学びを一部ご紹介します!
こんな人にオススメ
- 自分には人に提供できる能力や才能がないと思ってる
- これからビジネスを始めるならどんなジャンルがいい?
- モノを売ろうとしてもなかなか売れない
- そもそも売れるモノがない
- 「価値ある能力」に気づく能力
- 「どんな価値を買ってるか?」を考える
- 市場選択を間違えるな
学び①:「価値ある能力」に気づく能力
ボクたちはよく「自分には能力がない」「世に出す価値なんて持ってない」と思ってます。
そして、不満があるのに今の仕事や現状にしがみつくしかない、そう考えてませんか?
ボクもそうです。
普通に大学を卒業し、周りとおんなじよ〜に就職。毎日会社のために、言われたと〜りに仕事をこなして過ごす日々を送ってます。
そんなんじゃ「自分には能力がない」と思ってしまうのも仕方ないですよね。
どんな分野であれ10年も働いたら、「自分には売れるモノなど何もない」なんてことはありえません。
もしそう感じるのだとしたら、その人に足りないのは「価値ある能力」ではなく、「価値ある能力に、気がつく能力」です。
そう、誰しもがすでに価値あるモノを持っている。でもそれに気づいてないだけなんです!
例えば、高校でバスケ部に3年間所属。チームとして特に目立った成績はなく、そもそもスタメンでもなかったとしましょう。
いえいえ、そんな人でも必ず価値あるモノを得ています。
・3年間辞めずに頑張れた秘訣は?
・練習がだるいと感じた時の対処法は?
・試合前の緊張をほぐすコツは?
・シュートが入るようになった練習法
・バスケ部ならこの筋トレを!
など。これらは全て、これから部活でバスケを頑張ろう!という人には価値あるモノですよね。
バスケ部の例以外でも、今の仕事、私生活、趣味などからも何かしらあなただけの価値は生まれてます。
これに気づくことで世の中を見る視点が変わり、人生が大きく変わることさえあるでしょう。
このように視点を変えることで、すでに“今“の自分の中にある価値を見つけていく。
これこそが本書のタイトルにもある、マーケット感覚なんです。
学び②:「どんな価値を買ってるか?」を考える
ではいきなり自分の価値を見つけよう!としてもむずかしいのが現実。
なぜなら、“価値“という言葉自体が抽象的でふわっとしてるイメージだから。
なのでいろんな価値に気づくためには練習が必要です。
そこでマーケット感覚を鍛える方法を本書から1つご紹介します。
それは、これから自分がモノやサービスを買うときに、「どんな価値を買ったのか?」「それは自分の価値基準に合ってるか?」を考えること。
例えば車を買うとき。
軽自動車を買う人とフェラーリのような高級車を買う人を考えてみましょう。
そもそも車の値段は違いますが、それ以外の部分で、それぞれの「車に求める価値」は同じでしょうか?どんな価値を求めてるでしょうか?
◇
◇
◇
おそらく求めてる価値は違います。
軽自動車を買う人の価値→移動を楽にする価値、荷物をたくさん運べる価値
フェラーリを買う人の価値→周りから「あいつは成功者だ」と評価される価値、女の子にモテる価値
ここにあげたモノ以外の価値もあります。でもここに挙げたものだけみても、同じ「車を買う」でもその裏には異なる価値が隠れてます。
このように、自分が何かを買うときには「どんな価値を買ったのかな?」と考える癖をつけていきましょう!
それを続けることで、「自分にはどんな価値があるのか?」に気づけるようになっていくものです。
学び③:市場選択を間違えるな
3つ目の学びは市場選択を間違えない。
近年はネットの登場により取引の市場化が進んでいます。
冒頭でも書きましたが、婚活、フリマアプリ、お掃除、退職代行など様々なモノやサービスが市場で取引されている時代です。
そんな時代に必要なのは、1つ目の学びにも紹介したマーケット感覚。
市場でどのように自分を売ればいいか、自分の価値や能力を売りだせばいいかを知る必要があるんですね。それがわからないと失敗しちゃいます。
めちゃくちゃ足が速くて短距離走なら誰にも負けない自信があるのに、フルマラソンで勝負するようなもの。
そんな市場選択について、本書の中でおもしろい例が紹介されていたので簡単に紹介しますね。
結婚したいのにできない20代男性。年収は300万円以下、高学歴ではなく、さわやか青年で見た目はイケメンの部類。性格はまじめで会話も普通にできます。
こんなスペックを持ってる彼ですが、結婚情報サービスで200人もの女性に会うのを断られたらそう。
なぜなのか?
それは参入する市場を間違えているから。
一度使われた方は知ってると思いますが、マッチングアプリのようなサービスでは、はじめの検索条件で「年収300万円未満」「大卒以上」といったいろんな条件設定があります。
そしてほとんどの人が「出会うなら少し年収が高くて〜」と軽い気持ちで少し上の条件を設定しちゃうんですよねこれが。彼と同年代の20代女性ならなおさらです。
そう、出会う前にはじかれちゃうんです。どれだけ好青年で優しくても。
逆に自然な出会いをして、会話が面白かったり、優しそうでまじめな性格が伝わってきたときって
「この人の年収は300万円以上だろうか」
「有名な大学を卒業してるのかな?」
なんてよほどのこだわりがある人でない限り気になりませんよね。
なので、彼の場合はマッチングアプリのようなサービスではなく、同窓会や街コン、合コンなど対面式で出会う場で勝負すべきなんです。
これも、「自分の強みはどんな市場で受けるのか」を理解するマーケット感覚があればわかることなんですね。
こうやってみれば市場選択の重要性はわかります。
でも知らないうちに自分が不利な戦場で戦って、失敗して落ち込み「俺には無理だ…」と挫折しちゃうのがボクたち人間。
だからこそマーケット感覚を身につける必要があるんです!
ブログでも市場選択は重要
ボクは今ブログに取り組んでるのでここからはブログの話になってしまいますが、ブログでも市場選択が大切です。
ブログを始めよう!と決めた後に、まずは自分がどんなジャンル、内容のブログを運営していくか考える必要がありますよね。
その時に『自分はどんな価値を提供できるのか』を軸にジャンルを選ぶこと。
「お金が儲けやすそうだ」という理由でクレジットカードの市場に参入しても上手くいかないのは火を見るよりあきらかです。
本当にそれが好きで人に負けないくらい知識があるならいいんですが、そうじゃないならそれは市場選択を間違えてると言えます。
- なによりも大好き
- 人より少し得意
- これまで経験してきた内容
- 調べるのが苦にならない
そんなジャンル、市場を見つけ、そこに参入するのが成功の鍵を握ってます。
なのでブログを始めるときも、まずは「自分の価値に気づく」ことから始めてみましょう!
「ブログをこれから頑張っていきたい!」「ブログ運営について学びたい」そんな方は以下の記事も参考にしてみてくださいね!
『マーケット感覚を身につけよう』|まとめ
いかがでしたでしょうか。
【今回の学びまとめ】
・「価値ある能力」に気づく能力
・「どんな価値を買ってるか?」を考える
・市場選択を間違えるな
マーケット感覚は、さまざまなモノが市場化されるこれからの時代を生き抜くためには必須の力。
本書には、実際にマーケット感覚が優れていることで成功した事例がいくつも紹介されてます。
このマーケット感覚、少し抽象的でイメージしづらい部分があるので、実際の成功事例を見るのが手っ取り早い!
ということで、「もっと成功事例を知りたい」「マーケット感覚についてもっと深く学びたい」と思われた方はぜひ本書を読んでみてください。きっと世の中の見方が変わりますよ!
本書には他にも、
・ANAの競合とは?
・ジャパネットたかたは何を売ってるの?
・モノを売るときに大切なこと
・日本ブランドの価値
・新たな市場の見つけ方
・「とりあえず英語」はもう遅い理由
・キャリア形成に活かすマーケット感覚
・マーケット感覚が公務員にも必要な理由
など、おもしろい内容が詰まってます!
ではまたっ♪
【本書の目次】
第1章 市場と価値とマーケット感覚
第2章 市場化する社会
第3章 マーケット感覚で変わる世の中の見え方
第4章 すべては「価値」から始まる
第5章 マーケット感覚を鍛える5つの方法
終章 変わらなければ替えられる