書評

【書評No.29】「地頭力」を鍛える東大生の読書術を学べ!/『東大読書』

 

どもっ、ぽんたです!

 

今回紹介する本はこちら!

『東大読書』著:西岡壱誠

 

著者は執筆時点で現役の東大生。

偏差値35から2浪を経て東大に合格。この2浪の期間に、東大に合格するためには知識だけではなく、考えて応用する力、つまり地頭力が必要であることを発見されます。

そしてこの地頭力は読書で鍛えることができ、本書ではその読書術について書かれています。

ここで紹介されている読書術は、多くの東大生が行っている読み方であり、つまりはこれを実践することで東大生の頭に近づけるということ!

どのテクニックも「なるほど!」と納得がいき、すぐにでも実践できるモノばかり。

そんな本書の中から、ボクの学びをサクッと紹介していきますね!

 

ぽんた
ぽんた
東大の頭を手に入れるぞ~!

 

【本書の学び】

  1. 本と会話する
  2. 本の内容を一言で表す

 

こんな人にオススメ

・東大生の読書法を知りたい

・東大生のように賢くなりたい

・人生に役立つ読書法を学びたい

 

各章サクッとまとめ

【第1章】 地頭が良くなる「東大読書」の5ステップ

STEP1 仮説作りで「読み込む力」が劇的に上がる

本の理解度を上げるため、読書前の準備方法が書かれている。ポイントは、表紙や帯からでも十分本の内容を読み取れるから、いきなり読むのはやめよう!という点。

STEP2 取材読みで「論理の流れ」がクリアに見える

本の内容理解を深めるための読み方が紹介されている。ポイントは、質問しながら、疑問を持ちながら読んでいくこと。

STEP3 整理読みで難しいことも「一言」で説明できる

著者の言いたいこと、伝えたいことを外さないための読み方が学べる。「要約読み」「推測読み」が紹介されている。ポイントは、わかった気にならず、常に本の「幹」は何かを意識して読んでいくこと。

STEP4 検証済みで「多面的なモノの見方」を身につける

似たジャンルを2冊同時読みすることの効果やメリットが解説されている。ポイントは、2冊同時に読むことで思考力と読解力が爆上がりするということ。

STEP5 議論読みで本の内容を「ずっと記憶」しておける

これまでのSTEPを無駄にしない、東大生流アウトプット法が紹介されている。ポイントは、STEP1〜4で行った本との会話も十分アウトプットになっており、要は意識的に本との会話を行ったかどうかが大事。

【第2章 東大流「読むべき本」の探し方】

メソッド0 「得るものが多い本」をどう探すのか

メソッド1 売れている本・ベストセラー本を選ぼう!

メソッド2 信頼できる人のレコメンデーション

メソッド3 時代を超えて読み継がれている古典

メソッド4 今年のマイテーマを決める

メソッド5 「読まず嫌い」を避ける

第2章では、自分にマッチした本を効率よく選ぶ方法について6つのセクションに分けて解説されています。

「これを読みたい!」といった強い気持ちがなく「なにかおもしろそうな本ないかな〜」という人にはもってこいのメソッドばかりになってます。

学び①:本と会話する

社会人の読書はなんのためにするのでしょうか。

それは自分の生活やビジネスに役立たせれるため、いわゆる自己成長ですよね。

世にでてる読書術も最終目的はここにあるはず。この点をしっかり持つことであらゆる読書術が理解しやすくなり、吸収力もあがるんですね。

では、どう読んでいくのか。

 

結論は、積極的に「仕事や生活に役立つ学び」を探しにいく姿勢をもつこと。受け身の読書ではなく、能動的な読書をすることです。

これを著者は、「本との会話」と述べています。

ボクはいくつかの読書術の本を読んできましたが、結局この本との会話」、つまり能動的な読書こそが自己成長には欠かせないポイントだと気づきました。

ぽんた
ぽんた
これは社会人の読書を考える時に絶対はずせないキーワードです!

 

本書ではその「本との会話」を実現するための読み方やテクニックが紹介されており、そのうちの1つを次で紹介していきますね!

学び②:本の内容を一言で表す

「その本で著者が何を伝えたかったのか」を一言で言い表わすことができなければ、「わかった気になっている」のと同じである、と。

例えば1冊の本を読み終えた後に、「どんな内容が書かれていましたか?」と聞かれると、「えっと、、、」となる方多いのでは。

それは著者が一番注意すべき点と述べている、「わかった気」になってしまってます。

そもそも人は「長い」や「多い」とそれだけで満足してしまう、と。

たしかに、2時間のセミナーでただ話を聞いただけ、1時間半の大学の講義に出席しただけで満足してしまいますよね。笑

そこで、読書でわかった気になるのを防ぐために本の内容を一言で言い表わす」

逆を言えば、一言で言い表せる=内容理解できているということ。

これは要約する力と言い換えることもできます。

「最近読んだ本の内容を教えてよ」と言われて一言でバシッと答えれる。これでこそ本当に本の内容を理解できた!と言えるんですね。

要約力が身につく「要約読み」

本の内容を一言で言い表わすこと。

ここからはそのための具体的な実践法を本書から紹介していきます。

先ほど、一言で言い表わす力=要約力と述べましたが、まさしくこの要約力を鍛えるための読み方で、

要約的な一文の内容を咀嚼した上で、それを30文字以内に書き直してみましょう。

というもの。

 

具体的には、

各節ごと・各章ごと⇒30文字程度

1冊のまとめ⇒140文字程度

を読書しながら行っていくもの。

本を読んでいく中で、各節・各章をそれぞれ30文字でまとめていく。

そして1冊読み終えたときに「この本は何が書かれていたか?」を140文字程度にまとめる。

著者はこの読み方を「要約読み」と説明されてます。

 

この要約読み、簡単そうに見えますがやってみるとこれまた難しい。

常に「著者は何を言いたいのか?」を考えて読む必要があるので頭をすごく使うんです。

慣れるには数をこなすしかありません。

でもこれこそが、著者が主張する「本と会話する」ということなんですね

 

ボクは各節をとばし、「各章ごとのまとめ→1冊のまとめ」を実践してますが、

ぽんた
ぽんた
ほんとにこれをすることで本の理解度が爆上がりしますよ!

 

「この本には何が書いてありますか?」

この問いにパッと答えれない人は、今すぐ取り入れてほしい読書法です!

『東大読書』│まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

本書の学びまとめ

①本と会話する

②本の内容を一言で表わす

 

社会人が読書で目指すべきゴール、そのための読み方を本書では学べます。

また、東大生が実践する読書術を実践すれば、誰でも東大生に必要な「地頭力」が身につく、と。

実際に本書に書かれている読書術を少し実践してみるとわかりますが、ほんとに頭を使うので疲れちゃいます。(汗)

でもこれを継続すれば、確かに自分で考える力や思考力が鍛えられ、「地頭力」が身につくだろうなと感じました。

実践&継続あるのみ!

 

本書では他にも、

・読み始める前の準備の仕方

・本の内容理解力を上げる読み方

・2冊同時読みのススメ

・東大生流アウトプット法

・自分に合った本をどう探すか

など、東大生が実践する、地頭力を鍛える読書テクニックがまだまだたくさん書かれています

 

東大生の読書術、人生に役立たせる読書術を学びたい方は是非本書を読んでみてください。

きっとあなたの読書をアップデートしてくれることでしょう!

 

ではまたっ♪