どもっ、ぽんたです!
そんな悩みを解決してくれるのがこの1冊!
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』著:古賀史健
- これからブログを頑張りたい!
- 文章術の土台になる基礎を学びたい
- 人の心を動かす文章を書きたい
本書はあの誰もが一度は聞いたことあるベストセラー作品『嫌われる勇気』の著者。
フリーランスライターであり「文章書きのプロ」です!
そんな著者が「話せるのに書けない!」という悩みを本書で解決してくれます。
“書く技術“が身につけば、ものの見方が変わる。物事の考え方が変わる。そしてきっと、世界を見る目も変わってくる。
冒頭にでてくる一節。
書くスキルを身につけることは、単に“文章が書ける“ようになるだけではない。
書き方のテクニックだけでなく、その先にある学びも教えてくれます!
【本書の学び】
- 文章はリズムで決まる
- 文章は音より眼を重要視せよ
学び①:文章はリズムで決まる
いきなりですが、ブログなどの文章を読んでるとき、読みやすい文章と読みにくい文章ってありませんか?
読んでる時に「なんだか読みづらいなぁ」と感じて×ボタンを押した経験ありますよね。
ではその読みやすい文章と読みにくい文章の違いはなんでしょうか。
それはリズムです。
どれだけおもしろくて役立つ内容だったとしても、リズムが良くないと読もうと思わない。
そういう時に頑張って読んでも頭に入ってこないんですよね。不思議。。。
どれだけ時間をかけ、構成を練り、渾身の記事が書けたとしても、読まれなければ意味がない。
これは常に頭に入れておくべき事実。
だからこそ“リズム“は重要なんです!
リズムとは論理展開
文がおかしいのではなく、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのだ。
『第1章内 「リズムの悪い文章」はなぜ読みにくいのか?』より引用
「文章はリズムで決まる」
そう言われればなんとなく理解できる。
でも「リズムとは何か?」と問われると、
と答えに苦しみます。
でも本書にはその答えが書かれてました!
それは、きちんと論理展開されてるかどうか。
簡単に言うと、文と文が正しくつながっているかどうか、ということです!
リズムを整えるは接続詞
どうして文章と文章の「つなげ方」がおかしくなるのだろう?
なぜ「つなげ方」を間違ったことに気づかないのだろう?
理由はひとつしかない。接続詞をあいまいにしているからである。
『第1章内 リズムの鍵は接続詞にある』より引用
そしてその論理展開に欠かせないのが接続詞なんですね。
例えば「少し眠たい」と「仕事を頑張ろう」という文をつなぐとき。
・少し眠たい。『なので』仕事を頑張ろう
・少し眠たい。『だけど』仕事を頑張ろう
と、正しい接続詞を使わないと文と文が正しくつながりません。
そう、こんな内容は小学校で習いますよね。
でも文章を書いてるとやっちゃってるんですよ、これが。
さらによくやってしまいがちなのが、引用にもある「接続詞をあいまいにする」こと。
接続詞をぬいて書く。ボクもやりがちです。。。
自分の頭の中では文章のスジがとおってるんですが、もちろん読者には伝わりません。
このように、
・接続詞が正しくない
・接続詞をあいまいにしている
これらの要素があると、もやもやが生まれてリズムが悪くなる、ということです。
これはボクも聞いたことがあります。
ただ著者が述べるのは、むやみやたらに接続詞を入れろ!というわけではなく、適切なところに適切な接続詞を入れていこう!というもの。
そのためには、文章を見直すときに「接続詞を入れれる部分ないかな?」と意識する。
これだけでリズムが良い文章に近づけます!
学び②:文章は音より眼を重要視せよ
文章を書こうとする人の多くが、大事な視点を忘れている気がする。それは、「読者は文章を眼で読んでいる」という事実だ。
〜略〜
書き手の側も聴覚的なリズム気にする前に、「視覚的リズム」を考えなければならない。
『第1章内 文章の「視覚的リズム」とは?』より引用
この視点には思わず「なるほど!」と納得させられました。
ボクはこれまで一通り記事を書き終えたら、音読か黙読をしてました。
これは「記事は1度見返そう!」という学びをどこかで見てからです。
でも本書を読んで、なぜ読み返すのか、どういった視点で読み返すのかがはっきりわかりました。
読者は音読ではなく黙読する。
だから聴覚的リズムより視覚的リズムを意識するべし。
なるほど、これも読者ファーストの観点からすれば当たり前の話です。
つねに読者の立場に立って考えることは、文章を書く上で大切な土台になります!
さらに本書では、視覚的リズムを整えるためのポイントとして3つあげられてます。
①句読点の打ち方
②改行のタイミング
③漢字とひらがなのバランス
それぞれの詳細については本書を読んでいただければと思いますが、この3つを意識することも“リズムの良い文章“には欠かせないことなんです。
ここは文字で学ぶよりも、実際に「読みやすい記事」と「読みにくい記事」をみつけ、比較してみるのが一番わかりやすいですよ!
これから誰かのブログ記事を読むときはぜひ意識してみてください!これぞ一番効率のいい勉強法ですっ!
『20代で受けておきたい文章講義』|まとめ
いかがでしたか?
●文章はリズムが大事!そしてリズムは接続詞で整える!
●読者は音読ではなく黙読する。音より眼を意識するべし
文章のリズムが良し悪しを左右する。
これまで感覚でしかわからなかった「文章のリズム」を言語化して学べたことはボクにとって大きかったです。
リズムの大切さ、良いリズムの作り方をここまで詳しく書かれている本には初めて出会いました。
新しい発見や学びを見つける楽しさ。これだから読書はやめれない…
本書には他にも、
・文章を断定するときの注意点
・起承転結は悪か?
・読者を惹きつけるためにすべきこと
・説得ではなく納得させる
・7割は「すでにわかってること」でいい
・「何を書くか」ではなく「何を書かないか」
・細分をどれだけ描写できるかが大事
・できるだけ1文を短くすべし
など、ブログ運営の土台となる文章術の基礎が詰まってます!
今の現状や悩みなど、読む人によっていろんな学びを得られる1冊。
「これからブログ運営がんばりたい!」
そんな人にはぜひ一読をオススメします!
ではまたっ♪
【本書の目次】
ガイダンス:その気持ちを「翻訳」しよう
第1章:文章は「リズム」で決まる
第2章:構成は「眼」で考える
第3章:読者の「椅子」に座る
第4章:原稿に「ハサミ」を入れる