どもっ、ぽんたです!
読書から何ひとつ得られなかった過去を反省し、「1冊の本から1つの学びだけでも得よう!」というコンセプトの『一冊イチガク』を実行中。月に10冊以上のビジネス書を読むボクが、本からの気づきや学びをお届けしますっ!
今回の『一冊イチガク』はこちら!
『やり抜く人の9つの習慣』著:ハイディ・グラント・ハルバーソン
「何か目標を設定しても、気づいたらもうやめてしまっていた、、、」
そんな経験ありませんか?
目標を達成できたらどれほど嬉しいことか、どれほど生活が変わるか、どれほど人生にワクワクできることか。。。
ボクはたくさん思いつきます。夏が近づくにつれての筋トレ、ランニング、早起き、英語の勉強 etc、、、
でも、もう大丈夫。これらの夢を現実にしてくれる素晴らしい1冊が本書です!
著者は社会心理学者であり、コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長。モチベーションと目標達成の第一人者と言われている方!
そんな著者が、何十年も研究して明らかになった、成功者に共通する習慣をわかりやすく解説してくれています。
ページ数も120ページほどと少なめで、サクッと読めちゃうのに人生を変えるほどの学びを得られます!
さあ、いまこそ”挫折して自分に幻滅する日々”からの脱却のとき!
・目標設定をしても、いつも途中で挫折しちゃう
・初めはやる気に満ち溢れてるけど、すぐに続かなくなる
・三日坊主から抜け出したい
・目標を達成するメソッドを知りたい
本書のポイント
はじめに、ボクが感じた本書のポイントをご紹介!
●「成功プロセス」を頭に叩き込む
●目標達成のカギは「if-thenプランニング」
「成功プロセス」を頭に叩き込む
成功に必要なことはとてもシンプルです。
努力すること、正しい戦略を立てること、詳細なプランを立てること、そして成功をつかむまであきらめないことーこれらは決して生まれつきの資質ではありません。
第6章「やり抜く力を持つ」より
「行動してるのに結果が出ない」「あの人みたいに自分には才能がないから・・・」
自分では頑張ってるつもりなのに結果がでなけりゃ、そう思っちゃうのも仕方のないこと。
でも本書で著者は何度も言います。
「成功に才能は関係ない」
成功には才能ではなく、引用にある「成功プロセス」(勝手に名前つけました笑)を理解し、実行しているかどうか。これだけなんです。
そんなこと言われなくてもわかってるよ!わかってるのに成功できないから困ってるの!
そんな声が聞こえてきそうですね。。。
でもそれならなぜ、あなたはいつも目標達成できずに挫折してしまうのでしょうか。
それは、行動する中で湧き出てくる”不安”に負け、自分の行動が信じられなくなってしまうから。
結果が出るまで長ければ長い時ほど、「今やってることを続けていいのだろうか・・・」という不安に襲われます。
そうなると、「成功プロセス」なんて忘れてしまい「やっぱ自分には無理かな・・・」と挫折してしまうんですね。
ブログなんてまさしくそれ。結果が出るまで時間がかかりますよね。。。
ボクはいつもブログ書きながら不安に襲われますね・・・笑
でも、成功するためには「成功プロセス」が一番の近道であることは事実。
ならば、きちんと戦略・計画を練り、あとはそれを信じて努力を続けるのみ。
不安に負けないためにも「成功プロセス」を頭に叩き込むべしなんです!
ただ、戦略の立て方、詳細なプランの立て方など、それぞれのフレーズに対してのコツやメソッドは勉強する必要があります。
本書にもその辺のメソッドがいろいろ書かれているので、実際に読んで学んでみてください。
才能は関係ない。これは凡人のボクたちには自信になる言葉ですよね!
目標達成のカギは「if-thenプランニング」
目標を達成しよう!と意気込んでも思いどおりにいかない時、ありますよね。
ふと思いついたことをやりたくなる衝動、他のことが気になって集中が切れる、YouTubeやSNS、スマホゲームといった誘惑。。。
でもそんな悩みを乗り越える最強のテクニックがあるんです。
それは「if-thenプランニング」(イフゼンプランニング)。
難しそうな名前ですが、やり方は簡単。
「もし〜〜なったら、○○する」と決める。
それだけです。
例えば、
体を動かしたい→朝起きたら、ラジオ体操する
読書の習慣を身につけたい→夜9時になったら、本を30分読む
衝動買いを抑えたい→1万円以上の買い物をするなら、買う前に10分間気持ちの整理をする
こんなふうに、自分のやりたい行動をこの形に落とし込むんでいきます。
ダイエットからフィットネス、そして交渉から時間管理に至るまで、これまでの何百もの研究結果のから蓄積から、はっきりわかったことがあります。
それは「どんな行動をするかを事前に具体的に決めておく」ことで、それが実行される確率が高まるということです。
第2章「目標達成への行動計画をつくる」より
そう、たったこれを行うだけで実行確率が2〜3倍高くなる、という研究結果がでてるそうなんです。
「運動を習慣化する」という目的のとある実験で、普通に目標設定したチームは31%に対し、イフゼンプランニングをしたチームはなんと91%が習慣に成功したそうです!驚くべき効果!
ではなぜ、これまでの効果があるのか。
イフゼンプランニングを行うことによって次のようなメリットがあげられます。
【メリット】
・脳は単純なことを記憶しやすい
・意識せずとも行動できる
・意思力をあまり使わずに行動できる
・意思力を鍛えれる
意思力というのは簡単に言うと「あれをやるべきか、これはやるべきではないか、どうやってやろうか」など、何か行動する際には必ず使っている大事な力です。
この意思力を使いすぎると「あ〜行動するのだりぃ〜」となってしまい、挫折に繋がってしまいます。
科学的にみても理にかなったメソッドなんですね!
イフゼンプランニングを使って、三日坊主の自分とおさらばしましょう!
【イチガク】イフゼンプランニングを自分のモノにする
1冊の本からたった一つの学びをピックアップするイチガク。
今回のイチガクは、「イフゼンプランニングを自分のモノにする」です。
先ほど「本書のポイント」でもあげましたが、やはりこのイフゼンプランニングは成功をつかむために必要不可欠。
特にこれまで何かやろうとしても続かない、怠惰な三日坊主のボクには喉から手が出るほどのテクニック!笑
そこで、ここからはイフゼンプランニングの効果をさらに高めるポイントをあげていきます!
【効果を高めるポイント】
①細部まで設定する
②障害を乗り越える対策を立てる
①細部まで設定する
プランニングを設定するとき、『いつ、どこで、なにをするか』と具体的に細かく設定しましょう。
より具体的に設定することで、脳が迷うことなく実行できるようになります。
(例)
×「日曜になったら、資料を作る」
◯「日曜の朝、朝食を食べたら机に座り、パソコンを開けて資料を作る」
※いつ→日曜の朝
どこで→机で
なにをする→パソコンを開けて資料を作る
ここまで細かく設定すれば、意識しなくても行動すべきときに行動できるようになります。
②障害を乗り越える対策を立てる
プランを実行するにあたり、直面するであろう障害を事前に考え、その対策をプランに盛り込みましょう。
そうすることで、よりプランを達成できる可能性が高まります。
流れとしては次のとおり。
1.目的を決める
2.障害を考える
3.解決策を考える
4.イフゼンプランニングに落とし込む
このままでは少しわかりにくいので、例をあげてみます。
ステップ1.目的を決める
まずはゴール設定。今回は「5キロ痩せたい」と設定します。
ステップ2.障害を考える
それを達成するための障害となる項目をいくつかあげていきます。
今回は「ついお菓子を食べてしまう」という障害をピックアップ。
ステップ3.解決策を考える
次にその障害の解決策を考えていきます。
今回は「代わりにドライフルーツを食べる」という解決策を採用。
ステップ4.イフゼンプランニングに落とし込む
最後にこれらをプランに落とし込んでいきます。
「もしお腹が空いたら、ドライフルーツを食べる」
今回は例なので簡潔にしていますが、ポイント①でも紹介したとおり、より詳細に設定するのが好ましいです。
実践してみて
実際にボクもイフゼンプランニングをやってみました!
ちょうどボクが改善しなきゃ!と思ってたことがあり、それが「ブログ書こうと決めたのに、YouTubeを観てダラダラ時間が過ぎてしまうこと」。
めっちゃ怠け者ですよね。自分でもお恥ずかしいかぎり。笑
ということで、イフゼンプランニングを考えた結果がこれ!
目標→ダラダラせずにブログを書く
問題→YouTubeを1度見てしまうと止まらない
解決→YouTubeを見る前に、ブログについての行動をする
落とし込む→『もしYouTube見たいと思ったら、その場でスマホを開き、1分だけメモ帳でブログの記事構成を考える』
ボクはいつもスマホのメモ帳でブログの構成や下書きを書いてます。
YouTubeもスマホで観るので、YouTubeのアプリ開く前にメモ帳を開くことにしました。
実行し始めてから1週間が経ちましたが、これは効果ありです!
何度もYouTubeの誘惑に誘われましたが、そのたびにメモ帳を開いて「1分だけ考えよう」と行動すると、いつの間にか30分はブログ記事の構成考えてた、なんてことになってます。
いや〜、これはすごい。
【実際にやってみて感じた点】
・やることがハッキリしているので、考えずに行動を始めれる
・イフゼンプランニングを考えている時点で、しっかりゴールと向き合える
・問題点が可視化できる
気合いではなく、仕組みで目標達成する。
まずは時間をとって、いま自分が改善したいと思ってる点についてイフゼンプランニングを設定してみましょう!
一度に何個も実行しよう!と思わず、まずは1つのイフゼンプランニングを実行してみてくださいね。
『やり抜く人の9つの習慣』|まとめ
いかがでしたでしょうか!
●成功するにはシンプルな「成功プロセス」がある。不安に負けず、「成功プロセス」を頭に叩き込んで行動あるのみ!
●「if-thenプランニング」を身につけ、気合いではなく仕組みで目標達成を目指すべし。
成功者が成功してるのは、決して才能ではない。
凡人でも必ず成功できる。この事実を頭に叩き込むことからスタート!
本書で紹介されてる9つの習慣は、どれも凡人が成功するために欠かせないポイントだらけなので、必ず身につけたいモノですね!
本書では他にも、
・成功確率を高めるメンタル・コントラスト
・モチベーションを維持する「これからの思考」
・意思力の鍛え方
・「やめたいこと」をきっぱりやめれる方法
・「if-thenプランニング」の応用
など、目標達成やモチベーションに関するテクニックがもりもり!
「行動してるのになかなか結果がでない・・・」
「初めはやる気に満ち溢れてるのに、いつも不安になって自信をなして諦めちゃう」
そんな人には転機になる1冊になることでしょう!
ではまたっ♪
【本書の目次】
1章:目標に具体性を与える
2章:目標達成への行動計画をつくる
3章:目標までの距離を意識する
4章:現実的楽観主義者になる
5章:「成長すること」に集中する
6章:「やり抜く力」を持つ
7章:筋肉を鍛えるように意思力を鍛える
8章:自分を追い込まない
9章:「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する