書評

【書評No.23】短時間で記憶に残る最強のメソッド/『すごい読書術』著:角田和将

すごい読書術 サムネ

どもっ、ぽんたです!

 

今回はこちら!

『すごい読書術』著:角田和将

 

本書は、社会人になってから速読を勉強し始め、8ヶ月目でなんと速読日本一を獲得された著者が、社会人として必要な読書術・速読術について書かれています。

「1冊1分で読む」みたいな速読術ではなく、読むスピードを上げていく点に重きをおいた、非常にマネしやすいテクニックが紹介されています。速読の入門書のようなイメージでしょうか。

社会人としての読書に特化してる印象が強く、きっと本書を読めばビジネスに役立たせる読書のイメージがつかめますよ!

 

ぽんた
ぽんた
さっそくいきましょう♪

 

こんな人にオススメ

・本を読むスピードをあげたい

・1冊を読み切れるようになりたい

・ビジネスに活かせる読書術を知りたい

・速読術を学びたい

 

各章サクッとまとめ

 

【序章】 なぜ早く読んでも覚えられるのか?

⇒著者が実践する速読がなぜ頭に残るのかについて語られている。ポイントは、読むだけでは自己成長しないから、速読で何周も読む中で具体的行動を考えていった方がよい、ということ。

【第1章】 社会人の9割が知らない本当の読書術

⇒忙しい社会人だからこそ考え直すべき読書への思い込みについて書かれている。ポイントは「読む」のではなく「見る」感覚で読書すること。

【第2章】 最速・最短で読書をモノにする4つのポイント

⇒速読を実践する前に知っておくべきポイントについて書かれている。社会人として読書をするなら知っておくべき読み方が学べる。

【第3章】 速読を極めて、情報収集力を上げる

⇒この章で速読の実践法が書かれている。ポイントは、できるだけ早く、内容を理解しようとする前に1周読むこと、そして読み終わった後に必死に思い出すこと。「人はすぐに忘れる」ことを前提にした読み方。

【第4章】 本の価値を最大化し、自身のスキルに変える

⇒読書を役立たせるためのアウトプット方法がいくつか紹介されている。

【最終章】 読書スキルで、人生が変わる

⇒本書の速読を実践した人がどのように人生が変わったか、なにを得られたのかが、具体例を交えて紹介されている。

 

読むスピードが遅い理由

みなさん、速読術と聞くとどんなイメージを持ちますか?

 

ぽんた
ぽんた
1冊を一瞬で読めちゃう裏ワザ!

みたいなイメージを持ちますかね。

冒頭でも触れましたが、著者の実践する速読術は、「1冊を1分で読める!」みたいな極端な速読術ではなく、「読むスピード上げる」ことに重きをおいてます。

単に「読むスピードを上げよう!」と言われてもいまいちイメージがつかみにくいと思うので、逆に「読むスピードが遅い理由」を紹介しますね!

音読は学生まで

小学校から教えられた読書は音読や黙読ですよね。でもこれは社会人の読書では足を引っ張ってしまいます。

学校では教科書に書かれている内容を理解すればある程度テストも解けちゃいます。でも社会人の読書は本の内容を覚えるためではなく、本から得た気づきや学びを実生活で活かすため。

音読して毎回意味を理解しようとすると、そりゃもう1冊読むのに時間がかかりすぎちゃいますよね。ここの感覚を変えることが大切です。

学び①:読んで理解ではなく見て理解する

ではこれらを踏まえてどのように読むのか。

 音読のスピードを速くしていくことには限界があるのですが、音声化せずに読んでいくことができれば、より速いスピードで読むことが可能になります。〜略〜それは文章を「見て理解」しようとする癖をつけていくことです。

そう、「文章を見て理解しようとする」ことです。これを意識するだけで読書スピードは上がります。

実際にやってみてもらうとわかりますが・・・つい音読しちゃうんですよね。

ただ著者が言うには、7〜11文字くらいの文字数であればトレーニングなしでも理解できるとのこと。

例えば「ミートスパゲッティ」。この文字は読まずとも見るだけでイメージできますよね?お店でメニューを見るときも同じで、これくらいの文字数なら見て理解できるんです。

 

であれば、本を読むときも10文字くらいのブロックに分けて見ていくイメーで進めていき、慣れていけばひとブロックの文字数を増やしていく。

 

ボクもまだ慣れてないので10〜15文字のブロックを見る感覚で今は読書してます。

 

悩む人
悩む人
そんなことして内容理解できるの?

 

ボクも最初はそう思ってました。

でも読むスピードがあがっただけなので、内容理解の程度はあまり変わってないんです。あいまいな部分があれば戻って読み返せばいい。

それをしてもトータルで見れば、1冊を音読するより時間はかからないんです。これはとても大きなメリット!

 

ぽんた
ぽんた
一度試してみる価値ありですよ!

学び②:自分の言葉でアウトプット

本に書かれている文章以外の言葉で、すべてをアウトプットしようとしたほうが、閃きは生まれやすくなると考えることができます。

 

このポイントは大切だなと。

例えば、『革命のファンファーレ』を読んで「お金ではなく信用を稼ぐ力が、これからの時代に必要な力」を学んだとします。

このときに、「なるほどな〜これからは信用を稼ぐ時代だな〜お金だけじゃダメなんだ〜」と思うだけでは、ただの読書感想文と同じです。

そうではなくて、

「たしかに信用を稼ぐことは大切だ。自分も過去に、信用があったからこそ友達が助けてくれた経験をしたし。なら、今の職場でどうやって信用を稼げるかな?」

「お金を稼ぐことだけに執着して例えお金持ちになれても、周りに友達がいない人生って幸せじゃないよね。だから信用を稼いで人を大切にしないと」

など、

・自分の生活や経験に繋げてみる

・今の生活でどう活かせるか、これからどう行動するか

これを意識してアウトプットした方が確実に記憶に残りますし、これこそが社会人が読書をする理由だと考えます。

自分の状況に置き換えて具体的なアクションプランを考える。そして今日から行動にうつしていく。

これを癖づけていけば自己成長すること間違いなし!

『すごい読書術』│まとめ

いかがでしたか?

 

本書の学びまとめ

・読むスピードが遅いのは音読するから

・読んで理解ではなく見て理解

・自分の言葉でアウトプットする

本書に書かれている速読術には再現性があり、すぐにでも実践できるようなテクニックが紹介されてます。

ただ何事もそうですが、慣れるまでは時間がかかりますし、違和感もすごい。(体験済み)

でもそれ以上に、慣れたときに得られるメリットはすごく大きいですよ!

 

本書では他にも、

・社会人として読書する時の本の選び方

・速読するための具体的テクニック

・速読を実践する前に知っておくべき点

・自己成長につなげる4つのアウトプット術

などが書かれています。

少しでも速読に興味がある方は、一度本書を見てみてください!

 

ではまたっ♪